- 瀬尾 まいこ
- 強運の持ち主
超、期待大の(笑)瀬尾さんの最新作
地元の図書館では、そんなに待ち時間もなく無事に借りられました。
今回はOLあがりの占い師の女の子が主人公。
そこに占いにきた人との連作短編集です。
全部それぞれによかったのだけれど、私は1話目の「ニベア」がよかったなぁ
読んでる途中でからくりはわかってしまうのだけれど、別に謎解きが趣旨な
わけじゃないので関係なく(笑)
その親子の、お互いを思いやる優しい気持ちとおかしさと、ニベアという言葉に
ホロっとしましたね
かくいう私も小さい頃はお母さんにニベアを塗ってもらいました。
少し大きくなると、それが気恥ずかしかったり。ニベアなんてダサイ。みたいに
思ったものだけど。
今、思い返していると青にしろのパッケージも万能っぽいところも(笑)
とてもかわいくて使える商品だったのだなぁーなんて。
この短編の軸になるのは、占いのお客さんの彼氏として一緒にきた道彦と
主人公ルイーズのおだやかで、楽しい恋愛模様。
最強の運勢を持つ道彦を略奪愛で手に入れたルイーズではあるが
終わりが見えてる。と言われては心配して。彼の運にかげりがあるというと
あらゆる手を尽くしてなんとかしようとする。
とってもカワイイのです。
三年も一緒にいればラブな気持ちやときめきはなくなってしまったけれど
彼と一緒にいる生活を手放すなんて想像できない!
そういうきっかけで彼がどれだけ大切かわかったりするのでしょうね
道彦がつくるへんてこりんな料理も、道彦がルイーズを好きだと思ったきっかけも、
とってもかわいくて今の自分にはとっても共感できるものでした。
相変わらずかわいくて、力を抜いて正直に生きようと思わせてくれる本でした。
よいです。