著者: 乃南 アサ
タイトル: 駆けこみ交番

新米、警官の高木聖大とご近所の老人グループとどろきセブン

との交流と事件解決を書いた本。


「とどろきセブン」という老人グループが面白い。

地元のネットワークを駆使して、近所の異変や警察沙汰には

できない事件を解決しているのだ

時代劇みたいに、正義が勝つ!わかりやすい!


そのとどろきセブンにいいように使われつつ、かわいがられてる

のが、新米警官高木君。

いまどきの若者でありながら、素直で人情深い彼のキャラがいい

その先輩、藤枝のいじわるぶりもベタに楽しめる


結局心底悪い人は、この小説には出てこない。

家族の遺体を腐らせないように隠していた男も

ワンワン詐欺をしていた男も、どこかに必ず優しい気持ちを持っていた


なんというのか?時代は現代でも、時代劇の長屋もの?みたいな

必殺仕事人みたいな(笑)

ベタな登場人物たちの、笑いあり涙アリの人情ものみたいな

印象をうけたのは私だけか。


胸にグっとくるとか、悲しくって涙がでる。という刺激はないもの

の娯楽作のようなノリで、ポンポン楽しく読めるこういう本は

読んでいて気持ちがいい。


この作品ではとどろきセブンが結成される経緯の話。

また結成前の未解決の事件にケリがつくなど。

人物紹介的なものもあったので、もしかするとこれから

続編ができ、とどろきセブンはもっと難事件に挑んでいくのかも?