著者: 栗田 有起
タイトル: オテルモル


お縫い子テルミー がなんかよかったので、注目していた

作家さん。

新刊がでていたので、嬉しくなって読んでみました


「オテルドル・モル・ドルモン・ビアン」という名前の知る人ぞ知るホテル

会員制でお客様に快眠していただくことが目的。

主人公の希里は、誘眠顔という理由から、ここで働くことになる。


このホテルの設定、雰囲気、読んでいるこっちも

眠くなるような・・素敵なホテルだ。

この独創的な発想がいい。

おとぎ話にまぎれこんだみたいな。

読んでるうちに自分もオテルにいるみたいな気にさせられる


そして前作と同じくまだ年若いけど苦労人の主人公。

そしてその苦労や境遇を悲観せず、淡々と生きている。

謙虚で素朴な人柄。

前の縫い子さんと同じく、ホテルのフロント業務に携わる主人公は

仕事に対してとてもとても一生懸命だ。ユーモラスな部分もあり

その姿に好感がもてる。

悲しい現実や過去を受け入れて、みんなが幸せになれるように

思っている。

無欲で清潔な人。


いまいち本題は何なのか?よくわからなかったのだけれど

眠りに誘われるように、ズズーっとはまってしまった。


私の中で注目の作家さんになった。

面白い小説です。

とてもお勧めです