著者: 村上 龍
タイトル: イン ザ・ミソスープ
今でこそ(?)よしもとばななさんの大ファンであるわたくしですが
高校時代から、私を形成するにあたって一番影響を受け、大好きで
敬愛してやまない作家が、村上龍さんである。

最近の新刊はあまり興味をもてずに、読んでないのだが(あとエッセイは

ほとんど読んでません)「共生虫」あたりまでのものならば、全部家にある

のではないだろうか。

龍さんの本に関しては図書館で借りたことがない。

 

もう一度読み返さないと、きちんとブログにかけないという気持ちもあって

龍さんの本はブログに登場させなかった。

 

他にもたくさん好きな作品もあるし、一番は何かというとこの本でもないの

だけれど(なんなんだ?)

でも急に思い立って、この本を書くことにした

というのも、とてもインパクトがあって何度読んでも怖くて、とても

刺激的な内容だからだ。

もちろん、セックス。ドラッグ。SM。といった、村上龍定番のものも

十分刺激的ではあるんけれど、これは別な意味で問題提起でもあり

ロボトミー手術をされた外国人、そして大量無差別殺人犯。という

のが、読んでる間中怖かった。

どのように怖いのか、どれくらいに気持ち悪いのか。

その描写にかけては天下一品。

 

人を殺すことに対してまったく罪悪感をもたないフランクという

怪物が淡々と人を殺していくなか、ケンジと恋人だけがまっとうな

人間のような気がしてくる。

こんなに恐ろしい人が間近にいるというのに、何もする術がない恐怖。

若くて無名な恋人同士はなんとか乗り切った。

 

まだフランクは生きている。

新宿にやってきているかもしれない

なんて考えるととても怖くなった。

 

こんな風に、冷静で残酷で的確な描写で私を怖がらせてくれた本は

これ以上にはない

 

とても大好きな本だ(笑)