- 著者: 瀬尾 まいこ
- タイトル: 幸福な食卓
最近読んで、とてもよかった本。
同時期に「オアシス」という本(次に書きます)を読んでいたのだが
も~う、どうして私は似たような話ばっか選んじゃうんだろう???ってな
くらいに話がかぶっててビックリした。
オアシスは母親が家事放棄してしまう。幸福な食卓は父親が「お父さん」を辞め
てしまう
片方には姉、片方には兄がいて、お互い助け合って暮らすんだ。
自転車が出てくるのも一緒!
これって、どっちかがどちらかに刺激を受けて書いた。。とかじゃないよね???
とかんぐりたくなるような設定。
まぁ、勿論最終的な終わり方や、次々起こるエピソードなんかは全然違う
でもでも、幸福な食卓のほうが断然面白かったし、前向きだったし
よかったなぁ~。。
同じ登場人物で、短編がいくつかはいっているのだが、最後の「プレゼントの
効能」は特にすばらしかった。
悲しい出来事や、過去の事件からくるそれぞれのトラウマ。なんていう重い
テーマもありながらの、佐和子(主人公)恋、直ちゃん(兄)の恋。家族の愛情。
救世主のヨシコの魅力。
淡々としてるし、過激な言葉も表現もないのに、ポロっと涙がこぼれた。
家族に愛されるのも勿論だけど、誰かを好きになって愛すること、誰かに
好きになってもらって愛されること、の幸せさ、大切さをすごく痛感した。
今の恋人と出会って、いろんなことを乗り越えながらの現状。
人が聞いたらほんと平凡な恋愛であっても、お互いの心の中には
日々とても大切な思い出が蓄積されているんだ。
佐和子と同じで、私も今の恋人がいきなりこの世からいなくなったとしたら。。と
考えるだけで胸が痛んだし、現状の幸せさを実感できた。
人に愛されるって、とてもすごいことのような気がした。
この本の主旨とは違うところで感動してる気もしたけど(笑)
ユーモラスで暖かい、そして前向きに生きようとしてる人たちの物語。
とてもよかった。