著者: 阿部 和重
タイトル: シンセミア(上)

分厚い上下巻。

かなりの期待で読み始めてみたものの、私の苦手とする

長編にありがちな人物紹介や村の背景の長さに、だんだん

辟易してきた。

ここを乗り切れば長編というものは面白くなるのだ!と

自分に言い聞かせても、読み進めるのが、めんどい。


小さな田舎の村に住んでる人たち特有の、閉鎖的で家族的な

考え、行動。

村の歴史や言い伝え。

複雑に絡んでくる、過去の村の過ち。

ドラッグやセックスが絡んでくるが、刺激的でない。

アマゾンの書評?のようなものに、村上龍が好きな人にはイイ

ということが書いてあったが、私的には理解できなかった。


結局最後まで、のめり込むことができずに終わってしまった。

私の好みではなかった一冊です。



著者 : 阿部 和重
タイトル: シンセミア(下)