心ここにあらず。


昔から、家の中のおかしいと思うことを聞いてはもらえなかった。


自分の意見というよりは、友達から言われたりしたこと。


結構高い頻度で、お前んちの間取りはおかしいとか、設備はおかしいと言われてきた。


しかし、それを家の中で指摘しても聞いてはもらえないどころか、頭ごなしに否定される。


それだけではなく、いろんな意見も笑われて否定されてきた。


突拍子もないことや、素っ頓狂なことを言っているわけではないのに。


ここは普通の一軒家ではないのに。


なぜあそこまで自分の正当性を訴えるのだろうか。


なぜあそこまで非を認めないのだろうか。


片付けに関してもそう。


ゴミ屋敷まではいかないにしても、


かなり物の量が多い。


いくら説明しても、片付けない。


どんどん収納を買う。


結局祖父母の部屋を片付けたのも、大きな倉庫を片付けたのも自分だった。


倉庫の2階にはまだ物が大量に残っている。


一体誰が片付けるのだろうか。


大量の物を見るたびに、非力な自分が悲しくなる。


業者に任せたらいいという問題でもない。


大量の服、大量の皿、大量の文房具。大量の書類。


誰も片付けてはくれない。


自分でやるしかない。


今日はちょっと星空が綺麗な場所に来ています。


宇宙から見たら、悩み事なんてちっぽけだと言うけど、


頭で理解していても、心で理解するのはなかなか難しい。


あの部屋の片付けは諦めよう。


こっちの身が持たなくなるから。


こんな広い家なのに、ミニマリストっぽい性格で生まれてしまった。


いくらでも物を置くスペースがある。


使ってないものも、たくさんあるように見える。


指摘してもムダだ。


だからせめて自分の持ち物は最小限に。


私は極力物を持たない。


使わない物なんてうんざりだ。


作った人にも、その物に対しても迷惑。


使わない物なんて、ただの物体。


どんなに高級でも高価でも、全く意味はない。


ただ空間を圧迫するだけの存在。


諦めよう。