いきなりセンセーショナルな画像で失礼いたしますm(__)m

 

PV数がゼロの日もザラな私のブログ、、、。

 

アメブロのお友達のまぐのりあさんに

>投稿内容が濃すぎるんですよ。

>だいたい哲学とクラシックは、マイナー分野ですしね。

>食べ物の写真でも羅列してみてください。

 

とご教示頂いて、PV数を上げるべく(笑)早速「食べログ」投稿宣言したのだが、よくよく考えてみると、そもそもここ数年、ラーメンぐらいしか食べ歩きしてないことに気づき、『のんの奇妙な冒険』が『ラーメン放浪記』になってもなあ、、、と思い断念した。

そこで、突然ですが、「平成」もあと半年で終わるということで、「平成」という時代をPOPミュージックとともに振り返ろうと思い立った(とりあえず立っただけ。直ぐ座るかも)。

「昭和」は悲惨な大戦もあり、実に濃い、激動の時代だった、と「昭和」のPOPミュージックを聴き返していても思う。しかし、「平成」も南北の冷戦は一応終結し大戦はなかったものの、代わって、世界の民族紛争や内戦は激化したし、日本経済もバブルによる絶頂と失墜、低迷に陥り、いまだにトンネルを抜け出せないでいる時代であり、大きな震災や事件などもあり、振り返ってみればとても濃い時代であったと思うのだ。

 

てことで、歌は世(極私的)につれ、世(極私的)は歌につれ!

行ってみようーっ!!

 

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社会人になって2年目のお正月明けの最初の週末だったかな。その日は土曜日で、私は朝から友人と車で遠出をしていた。夜に都内に戻ってきて、首都高に入ると東京の街がやけに暗かった。ネオンサインも街灯も消え、東京は漆黒の闇に包まれているようだった。友人を宅まで送って行き、自宅に帰る車のカーステのカセットテープから、友人が私の車に忘れていったユーミンの新譜(今でもニューアルバムのことを「新譜」と言いますか?)の『リフレインが叫んでる』が流れていた。「あ、忘れよった」と思ったが、私はそのユーミンのカセットテープを友人に返しには行かず、聴きながら自宅に帰った。タイトル通り、”リフレイン”させながら。いや、リピートか。

 

♪どうしてどうして僕たちは出会ってしまったのだろう

♪こわれるほど抱きしめた

♪どうしてどうして私たち離れてしまったのだろう

♪あんなに愛してたのに

♪擦り切れたカセットを久しぶりにかけてみる

♪むかし気づかなかったリフレインが悲しげに叫んでる

 

ずっしりと、やけに重たい歌だなあと思ったのを思い出す。

そもそも私はユーミンのラッパのような声が好きではなかったので、あまり真剣に歌詞まで聴いたことがなかったのだが、その時、初めて?ユーミンの曲にある種の闇を感じたのだった。

当時はバブル経済が膨張し始めた頃。毎年冬になるとユーミンが新譜をリリースし、多くのオシャレな若者はこぞってユーミンを聴き、週末スキーに行ったり、クリスマスの夜をアベック(爆)が一緒に過ごすため、赤プリ(今は亡き赤坂プリンスホテルのこと)が予約で満室になったりしていた。

時代の雰囲気は「全てが可能!」というような楽天的な雰囲気だったが、その雰囲気とは真逆にユーミンのこの曲は絶望的に重たかった。

 

話はもとい。私は翌朝起きると、新聞で昭和天皇が崩御されたことを知った。その日、昭和という時代が終わった日だったのだ。1989年1月7日のことだ。日本中が闇に包まれた夜だったのに私は何も知らずに能天気に遊んでいたのだ。

そのことに気づいた朝、見上げた快晴の空は私の心を突き刺すように冷たく痛く、悲しいほどに青く、今でも私の目に、心に焼き付いている。

その頃からか、私は自虐的なまでに過激に仕事に熱中するようになった。痛みだけが、苦しみだけが生きている実感のように感じていた。

 

※LIVE映像が古すぎて、音質も悪く、最後途切れるので、、、

一応、オリジナル音源も入れておきます。

 

『リフレインが叫んでる』

作詞・作曲:松任谷由実

歌:松任谷由実

 

どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた

最後の春に見た夕陽は
うろこ雲照らしながら
ボンネットに消えてった

ひき返してみるわ ひとつ前のカーブまで
いつか海に降りた
あの駐車場にあなたがいたようで

どうして どうして私達
離れてしまったのだろう
あんなに愛してたのに

岬の灯冴えはじめる
同じ場所に立つけれど
潮風 肩を抱くだけ

すりきれたカセットを久しぶりにかけてみる
昔気づかなかった
リフレインが悲しげに叫んでる

どうして どうしてできるだけ
やさしくしなかったのだろう
二度と会えなくなるなら

人は忘れられぬ景色を
いくどかさまよううちに
後悔しなくなれるの

夕映えをあきらめて
走る時刻

どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた

どうして どうして私達
離れてしまったのだろう
あんなに愛してたのに

どうして どうしてできるだけ
やさしくしなかったのだろう
二度と会えなくなるなら

どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた

 

 

とりあえず①、了。

ふふふ、、、。