絵本『大きな木』 | NON'S SELECT

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絵本の『大きな木』って知ってますか?

村上春樹さんが和訳し直して有名なんですよね?


私はこの物語を初めて読んだ時の衝撃?せつなさ?何とも言えない感情がわき上がり、涙した事か忘れられません。


昨日FBで海外版の『giving tree』がシェアされてたので思いだしました。



内容は凄く仲の良い大きな木と少年のお話

小さい頃はいつも木の側で遊んでいた少年
毎日一緒に過ごしてました。

そのうち少年は成長し、木の元を離れて行きます。



久しぶりに木の元に訪れた少年がお金が必要と言います。

木は、自分の木になってるリンゴを売るようにリンゴを全て与えます。

そして、木は嬉しく思うのです。




また、大人になり、家族が欲しい少年は家が必要と言います。

木は、自分の枝を使って家を建てるように枝を全て与えます。

そして、木は嬉しく思うのです。




さらに年を重ねた少年が人生に疲れて遠くへ行く船が欲しいと言います。

木は、自分の幹を使って船を造るように幹を全て与えます。


そして、木は嬉しく思う…なんて、なれません




さらに年月が経ち、老人になった少年は休む所を求めて木の元に訪れます。

しかし、全てを与えた木はもう与えるものがありません。
もう、ただの切り株です。

木は切り株の自分に腰を掛け休むように言います。

そして、木は嬉しく思うのです。


おしまい





親から子への無償の愛を語ってるのか?
人間の自分勝手さを語っているのか?
友情を語っているのか?


読む人によって、読むタイミングによって「木」は色んな対象になると思うのですが、

折に触れては読みたくなるそんな絵本です。


YOUTUBEに村上春樹さん翻訳の朗読があったので貼っておきます。


是非一度読んでみて欲しい1冊です。


https://youtu.be/eJ2_QEBQ6BY



NONニコちゃん