きゅうの鉄道写真館 -25ページ目

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。


1月のおわりに敷設した線路で始めた
ひとり運転会でしたが、手持ちの車両を
とっかえひっかえ虫干しを兼ねて走行。
多少調子の悪いものはその場で調整。
手に負えないものは課題として、
順次 修繕のための入場待ちに…
今回のブログでは飯田線の電車を
ご紹介したいと思います。


まず上の写真から…
一番左に写っている刷毛というか、
ブラシというか、(実は筆)
虫干には欠かせないアイテムの一つです。
油絵を描くときのぼかし用の筆で、
とても柔らかい毛で 隅までよく届くので
ほこりの除去にはもってこいです。
ではまず象徴的な存在だった流電から…



クモハ52004



クモハ52003


クモハ52003
動力車:EN22+MPギア、PS11


サハ85101


サハ87001


クモハ52004
PS13
クモハはタニカワ、サハ85はいさみや
サハ87はフェニックスの製品で
いずれもバラキットの組立てです。
サハ85は飯田線の車両ではありませんが
手元にあったキットの都合で…


クモハ52004のパンタ付近
クモハ52と80系では屋根のカーブが
けっこう違っていて、ご覧のとおりです。
スタイルブックによると実物のクモハ52
の屋根高さは3m75cm、80系は3m65cmで
10cmの差があったんですね。
雨どいの位置でも随分印象が変わります。


流線型
ヘッドライトは天賞堂のイルミネライト
(C62用大型)で薄っすらと点灯します。
ブレーキ管やジャンパ線受は流線型の
スマートさをスポイルするので省略、
ただし004(モーター無し)のほうは
足元がスケスケだったので排障器を
つけて隠しました。
また004の塗分けを一時期あった眉毛が
つり上がったような形にしてみましたが
これは普通に塗ったほうが良かったかな。


パンタ付近(左:003、右:004)
003はPS11、004はPS13で最末期の仕様。


クモハ52003の連結面
クモハ52の縦どいは号車や時期によって
場所が異なります。
側面に縦どいが見えているとスマートで
ないので隠蔽にしたいところですが…
せめて連結面側は 妻板に移設しました。
こういうアレンジができるのも、
キット工作の楽しみではあります。


ここで白状すると私は実物のクモハ52を
見た(撮った)ことがありません。
雑誌の写真や資料から適当に寄せ集めた、
というわけで こだわっているようで
実はあまり気にしていなかったりして…



《保管について》


車両の保管


最後に重要な話題を。
「箱にしまっておくとき何で包むか」
ですが、当鉄道では和紙を使っています。
いろいろ試して行き着いた結論です。
浸み出した油でビニールが貼り付いた、
とか、スポンジが腐ってくっついたなど
苦い経験はいろいろありましたが、
20年くらい前に和紙を採用してからは
今のところトラブルはありません。


和紙というとケバケバの繊維の印象が
ありますが、プリンタに使えるくらい
なめらかなものも売っているんです。
中性紙というのも身体に良さそうだし(?)
和紙は登記簿を作っていた時に長期保存
がきくように、と使っていました。
(現在はスキャナで取込むので大丈夫)
因みに登記簿は公文書サイズなのでB4、
幅は20m級の車体長にぴったりです。


さてお次は80系の登場です。


80系 全金車4連
因みに○○系という呼び方は、新性能車
(101系)以降なので、80形に使うのは
まちがいですが…


クハ86307


モハ80319


モハ80324
動力車 : EN22+MP


クハ86302
クハはピノチオ、モハはフェニックスの
バラキット組立です。


クハ85005
いさみやのキットです。


クハ85005
クハ85は飯田線用ではないけどついでに…



クハ86302
こうして写真で見ると前面窓から車内が
透けて見えるのが非実感的です。
肉眼ではあまり気にならないのですが…
ワイパーもあとで付けようと思いつつ
まだ付けてないし、デフロスターも。


デフロスターなど
クハ86のワイパーは一本棒タイプなので
真鍮線を半田付けしちゃえばよかった。
写真は165系の例です。
(右の真鍮片は手すり穴の位置決め治具)
でも本当は仕切壁を作ることが根本的な
解決方法なんでしょうね。
(今後の課題です)




実車
80形は全金車(300番台)にはぎりぎり
間に合ったのですが、ちゃんと写真を
撮っていませんでした。
わざわざクハ85に乗って旧サロの座席に
喜んだ記憶はあるのですが…



クモハ54
カトーのプラ製を塗り替えただけです。
座席をセミクロスに改造しなければなり
ませんが、そもそもバラキットを組んだ
車両は内装さえ無いので塗装変更のみで
妥協です。(クモハ41+クハ55)


カトーのパワトラ方式の電車(旧製品)は
まともに走らなかったようです。
(クモハ41、近鉄アーバンライナー)
とくに集電が悪くなって、数年間放置
しちゃうとかなりひどくなります。
(Nゲージでも同様)
台車と車体の集電板の接触部が曇るようで
これも入庫のうえ修繕しなければ…


クモハ54


クハ68


クハ68
119系との並びです。
クハにはホロを付けてみました。



クモハ119+クハ118
エンドウ製品です。


クモハ119 24
CN16+MPギア


クハ118 20


クモハ119・クモハ54の並び
119系の実車は旧国の置換で導入された
ので同時期の運用はなかったはずですが、
一緒に楽しめるのは模型ならでは、
というところです。


165系(カツミ製品)


クモハ165 10


モハ164 10
EN22+MPギア


クハ165 10


クハ165
新宿発アルプスの付属編成こまがねは
4両編成だったので1両足りません。
(4連=クモハ+モハ+クハ+クハ)
クハは1両しか持ってないので…
本来はモハ164も低屋根(800番台)が
必要なんだけど、雰囲気だけでも…



115系3連
この車両はちょっと問題があります。


クモハのクーラー
経年変化でクーラー(ダイキャスト製)
の崩壊が進行中です。
毎回 箱のふたを開けるたびに、箱の中に
かけらが増えているような状態です。
交換のクーラーは用意してありますが、
どこまで崩れるのか観察中です。
そういえば天賞堂の旧型F級電機の台車が
湾曲してダメになったのがありましたが、
手に負えず二束三文で処分しました。
(ダイキャストは曲げようとすると折れる)



ED628+ホキ800
今回は貨車の虫干しはしなかったので
ED62は保線の工臨で登場させました。


ED628
安達の旧製品です。
エンドウのブリキ貨車などKDカプラー
に交換していないものも多いので片側は
ベーカー型カプラのまま残してあります。


ホキ800(トミックス)
バラスト散布用のホッパ車です。
以前買った トミーの貨車プラキットで
接着剤が効かないものがあったので、
完成品を購入しました。



《ウェザリングについて》



ED62+ホキ
別の角度で見たところ。
私は鉄道模型に関してはウェザリングを
しないのですが(実感的なリアルさより
模型的な美しさを好む)このホキだけは
我慢できずに少し汚してみました。



あの花 秘密基地のジオラマ
鉄道模型では「汚し」はあまりしませんが
フィギュアでは当たり前にウェザリングを
やっています。



夜行列車(終列車)


2ヶ月ほど続けた虫干し運転でしたが
夜行列車の運転で終了しました。
(実は3月中に終っていた)
飯田線特集での運転会は6年前にやった
ばかりだったので、ほとんどの車両は
問題なく走行できました。
いくつか(というよりけっこう多量に)
課題も見つかったのでボチボチと整備
していくつもりです。


私にとって趣味は一度に一つのことしか
できなくて、いくつか並行して進める
なんて器用なことがなかなかできません。
ハマっちゃうとつい偏りがちで困ります。
(最近はアニメを観るのに忙しい感じ)
虫干し運転会のネタ(未解決の課題)も
もう少し残っているのでまた後日。




本日もご乗車ありがとうございました。



飯田線の電車群