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きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。

 

こんにちは。
今回は103系1200番台の方です。

 

 

クモハ102 1200番台
パンタ無しのクモハが2両あります。
1両をパンタ付きに改造すればMM’
ユニットとして理屈はあいます。
実車の103系1200番台にクモハ103は
ないので、あくまでも模型の上での
お遊びなんですが…

 

計画イメージ


まず実車の写真をご覧ください。

103系 1000番台
一般用の103系に組込まれた後の姿ですが

 

モハ102+103 1000番台
モハ103の床下の抵抗器が自然通風式に
なっているのが特徴です。
1200番台も同様で、地下鉄乗入用のため
熱風をなるべくまき散らかさない配慮です。
1000番台(千代田線)、1200番台(東西線)
の違いは車上信号の有無です。
模型でもこの抵抗器は再現したいところで
床下機器は作り直すことにしました。

 

 

ベース板を用意する
0.8mmの真鍮板から切り出します。
ケガキ針には千枚通しを使っています。
見えにくいのでマジックを塗ってから
線を引いたところです。

 

雑誌の資料
モハ1031000の抵抗器は14連ですが
手持ちのパーツは11連なので2個を
切継いで14連にします。

 

パーツを並べてみた
7+7で14連。(手前は切落とした残り)
他のパーツはにたような箱を並べてみた。
知識がないのであくまでも雰囲気です。
断流器が旧型なのはご愛嬌。
(手持ちパーツの消化)

 

パイピング
ロストパーツに真鍮線を半田付する様子。


まず半田付け作業を先に済ませます。
ソフトメタルのパーツは半田の熱で
溶けてしまいますから。
作業台はハガキサイズの版木(年賀状の
版画用)に角材を接着したもの。
パーツには0.5mmの穴を深さ0.5mmほど
ピンバイスで開けておきます。
(ロストは堅いので穴あけは大変です)
クリップで保持して台に置き小指で押さえ
真鍮線を押込んで半田付けします。
(我ながら器用な持ち方だなぁ)

 

半田付けしたパーツ
いったい何でしょうね?
何か蒸機のパーツだと思うけど…
(雰囲気、雰囲気…)

 

 

半田ゴテを磨く
順番が前後しましたが、
工作前にコテの準備をします。
本当はちゃんと磨きたいのですが
長年の使用でチビてしまい、無くなって
しまわないように最小限にしておきます。
もう替えのコテ先が手に入らないので…

 

半田ゴテ台
使用中の状態です。(コテは配線用)
市販のコテ台はうっかり引っくり返し
やすいので、これが一番です。
缶が放熱器の役割をして過熱を防ぎます。

 

フラックス
プラボトルは軽いので倒れにくいように
ビンに入れて使っています。
(引っくり返すと大変なことになる)

 

ベース板に差込穴をあける

 

半田付けを先に
ソフトメタルのパーツは一旦はずします。

 

半田付けが済んだら洗浄
放置すると錆るのでクレンザーで磨く。

 

洗浄後
きれいに磨くと白っぽく輝きます。

 

 

接着剤用のヘラ
エポキシ(2液混合タイプの接着剤)を
混ぜたり盛るときに使います。


原材料はアイスの棒です。(!)
適当な幅に割って先端をうすく削ります。
口に入れるものなので面取してあったり、
ささくれないようにとか、とても丁寧に
仕上げられていて使いやすい材料です。
タダだし ぽいぽい捨てられるのが良い。
食べたら洗っておかないとカビるけど…

 

付けてみたところ


さてお次はパンタまわりです。

 

当時の製品レベルのパンタ
最初はパンタ、ランボード、避雷器を
つけるくらいのつもりでしたが…

 

高級パンタ
すっきりパンタと避雷器、ヒューズ箱を
置いてみたところです。
ちょっと盛りたい気分になってしまった。

 

バランスを見る
ビニールテープでランボードも追加。
だいたい工作範囲も決められたので
個々のパーツを用意しましょう。

 

 

パンタ台
精密なパーツもありますが…
これを使うには2段ガイシにしたり、
パンビスの頭も大きすぎるし…
何しろ車体そのものが大雑把なので
プラ板で作ることにしました。

(バランス、バランス!)

 

プラ板
手軽な工作の素材として重宝しています。

 

ランボードの加工
1mm厚のプラ板を4mm幅に切出して
片側を斜めに削ります。
左・1mm厚の定規、右・0.5mm厚の帯材
で挟んで削る目安にします。

 

仕上げた断面

 

パーツを並べて様子を確認

 

 

小パーツの塗装
パーツは倍以上の数を作り、良さそうな
ものだけを選んで使います。
電車の屋根にはメンディングテープが
位置決め用に貼ってあります。

 

パーツを接着したところ
配管の台はかなりオーバースケールですが、
ピンセットでつまんでボンドをつけて貼る、
にはこれより小さいとちょっと難しい。
塗装前なら タック紙を貼って塗りつぶす、
ところなんですがね…
配管に隠れて目立たなくなる 予定です。

 

パンタを付けてみた
メリハリがきいて、まあまあいい感じ…
(かな?)
妻面は何もないつるつるです。
これから配管をしますが最低限 縦樋も
追加しなければなりませんね。

 

参考にしたトミーのモハ114
スケールに忠実なのでしょうけれど
ディテールはかなり控えめな印象です。

 

 

床板の状態
前方のモーター穴はプラ板でふさぎます。
配線はまだです。

 

モーター、ギアなど
奥はカツミのDV181
中はエンドウのV19(左:新、右:旧)
手前はカツミのDV18cです。
鉄道模型入門のころ、インサイドギアに
モーターを載せて、ウォームギアの微妙
な調整で軽く回るようになったとき
模型工作の喜びを感じましたよね。


DV18cは小学生のとき初めて作った

(作ろうとした・・・?)
ボール紙電車に使用した残骸です。
(車体はつぶれて消滅)

 

 

現状
残りはパンタまわりの配管と床下機器の
塗装で完成の予定です。


途中の写真でも写り込んでいますが
部屋のなかにはフィギュアや雑誌類、
材木や板切れなどが散乱していて…
運転会を開催するには、まず部屋の

片付けから始めなければなりません。

それが最大の難関です!


つづく・・・

 


本日もご乗車ありがとうございました。

 

 

 

 

 

オレガイルのゆきのん
と、入庫中のキハ35系群