『一次元の挿し木』(著:松下龍之介)
やっと読了しました。
装丁や帯のあおり文、あらすじで気にはなって
X(旧:Twitter)で評判をみたりしていたんですが
なんとなく「今じゃないかな……」という気がして
手にとってはいなかったんです。
そんなこんなしていたら、
なんと7月からドラマ化されると
いうじゃないですか。
なるべくなら映像化前に原作を読みたい派。
これは早いとこ読まねばと
ようやく手を伸ばしました。
発見された二百年前の人骨が
四年前に行方不明になった妹のDNAと一致した。
そんな不可解な鑑定結果から始まる
事件の謎に巻き込まれていく主人公。
テーマのわりに、「さくさく読めたなぁ」が
まず感じたこと。
視点が主人公以外にも移っていくのと、
物語の展開のスピード感が速くて
途中で停滞せずに最後まで読むことができました。
事件も起こりはするものの、
主軸は「妹の行方を探す」こと。
事件にまつわる情報が出てくるたびに
妹の存在感が増していくようで、薄れていくような。
不思議な存在感をもつ妹。
ギリシャ神話もモチーフに使われていて
神話好きにはわくわく。
出てくる専門用語も難しすぎず、
読むのを邪魔するほどではない。
全体を通して、おもしろかったです。
ただ、これは好みの問題。
視点が移るなら、もっと「妹」視点も読みたかった…!
そして登場人物の深掘りも欲しかった……!
せっかく登場したのに
すぐ退場となってしまった人物たちが
もったいないなと思ってしまいました。
これはわたしがメインの人物より
周辺の人物の方が気になってしまいがちという
理由もあります。
(だからスピンオフとか大好き)
このあたり、
映像化でどう変わってくるかなぁ、
どういう演出されるのかなぁと
楽しみな部分でもあります。
さて、ちゃんと毎週忘れずドラマ観れるかしら。
ドラマが終わったら
また感想まとめるのもよいなぁとも思います。
