息子のついた嘘の代償
ここ数日、我が家は大騒動勃発・・・![]()
息子がね。
リフティング43回出来た・・・と数週間前に言った。
私は「すごいじゃん!」と言いつつ、
「え~!?本当に出来たの・・・
」
と疑いの眼差しも。
普段、会社で帰りが遅いパパは、放課後息子がどのようにして遊んでいるかなんて
知る由もなし。
だから、もちろん息子のその言葉を信じきった。
そして、そんな息子の成長を嬉しく思ったパパは、
サッカーのコーチにポロリと漏らした。
「なんか43回出来たって、本人言ってますよ・・・」って。
その噂はアッと言う間にチーム内に広がり・・・
息子は1年生の中で、「リフティングがたくさん出来る子」と位置づけられてしまった。
ところが・・・
冬休みに入ってパパと練習に行っても、リフティングなんて
さっぱり出来ない・・・![]()
43回どころか、4~5回もいくか・いかぬか・・・状態![]()
もしや・・・・・!?!?
と、パパは疑い始めた。
そして、息子に問いただす。
「嘘、ついてないか?本当に43回、出来たのか?」と。
息子、始めは「出来た」と言い張っていたものの、
最後には嘘を認めた。
「パパの記録(39回らしいけど・・・)を抜かしたくて嘘ついた・・・」
らしい。
気持ちはわからないわけではないけど、
嘘はいけない
と、きつく教えた。
嘘が噂となり、今では43回も出来る子・・・になってしまってる息子。
この嘘は取り返しがつかないよ・・・と。
そして、パパが改めて聞く。
「本当は何回出来たんだ?」
「21回・・・」
パパもこれぐらいは、出来たかもしれない、と信じた。
いやっ、私も7割ぐらい信じてた。
でもね・・・
何度練習を観にいっても、10回も全くと言っていいほどいかない。
出来て、5回ぐらい。
21回も出来たのか?????
パパの心の中にも、そんな想いがよぎる。
もちろん私の中にも・・・
嘘をつくことはいけない。
サッカーに関して嘘をつくぐらいなら、もうサッカーは辞めさせる・・・とまで
言い切ったパパ。
最終確認と称して、息子に聞く。
「本当に21回、出来たのか?」と。
息子、出来たと言い張る・・・
でもね。
やっぱりどう考えても、21回出来たとは思えない状況。
パパは、私のいないところでこっそり、息子に問いただしたらしい・・・
そして、
何回か聞くうちに、21回も嘘だと明かしたらしい。
本当は13回ぐらいだと・・・![]()
パパの堪忍袋の尾が切れた。
私もさすがに切れた。
小さい時から、「嘘だけはいけない」と教えて育ててきたつもりだった。
なぜかって!?
私はある人に何度も大きな嘘をつかれてきた。
それがどんな辛くて悲しいかを、よく知っている。
そして、嘘によって信用をなくした人が、
信用を再び取り戻すのに、どれだけ大変かも、よくよく知っている。
身に染みて知っているからこそ、
息子にも「嘘」だけはついて欲しくなかった・・・
怒りと同時に、悲しくなった。
私が今まで教えてきたことって、無意味だったのか?
嘘をつくな!と教えてきたつもりだったけど、
あくまで「つもり」に過ぎなかったのか?
涙が勝手に溢れてきた。
息子の回数を上の学年の子が気にして、息子に聞いてきたことがあった。
その時も息子は「21回」と答えている。
もう後には引けない状況になっている。
息子のたぶん軽い気持ちでついたであろう嘘が
どんなに大きな嘘となっているか・・・息子にわからせようとパパと決めた。
「21回出来る」と言ってしまった以上、
嘘と思われるのがイヤなら、やるしかない、と。
死ぬ気で練習して、21回出来るようになれ、と。
息子、泣きながら「わかった」と言ったものの、
なかなかその大変さが、わからなかった。
練習も本気ではやってなかった・・・![]()
「サッカー辞めたいなら、辞めていいんだよ。そうすれば練習なんてしなくていいんだし。」
でも、息子は
「辞めたくないっ!」
だったら、どれぐらい大変か、
とことんやらせてみよう・・・
夕方4時半から始めた練習。
心を鬼にして、「21回出来るまで、ご飯も抜き!お家にも入れない!」
と、突っぱねた。
何度やっても、7~8回がやっと。
そのうち日が暮れ・・・
辺りは真っ暗・・・
お腹はペコペコ・・・
時間はすでに、19時を回ってる。
練習を始めて、もう2時間半が経っていた。
半ベソかきながらも、ボールを蹴り続ける息子・・・
もう、そろそろいいかな?
もちろん、その日のうちに21回出来るようになるとは
パパも私も思ってなかった。
自分のついた嘘がどれだけ大きくて、どれだけ大変か・・・
身をもって知ってほしかった。
嘘の代償がどれだけのものか、知ってほしかった。
「嘘をつくってことが、どれだけのことかわかったか?
21回って簡単になんて出来ないんだぞ・・・
嘘ついて、何か良いこと、ひとつでもあったか?ないだろ?
怒られるし、練習しても出来ないし、辛いことばっかりだろ?
嘘ついて、良いことなんてひとつもないんだ。
だから嘘はついてはいけない。」
息子も、きっとわかったはず。
足の爪の所からは切れて血が出てた・・・
泣き過ぎて、背中も痛かったらしい。
よく2時間半もの間、頑張ったね。
お家に帰り、息子の大好きなたこ焼きを皆で食べた。
温かいスープを皆で飲んだ。
21回まで、あと少し。
息子は諦めず、今日も練習している。
昨日の特訓の成果があってか、だいぶ上達してきた。
まだ回数は少ないけど、安定感が増し、様になってきた。
もう少しのはずだ!
子育てって、毎日格闘のようなものだ、とつくづく思う。
息子よ。
嘘は人を悲しませるんだよ。
もう二度とついてはいけないよ。
そんな騒動勃発の我が家。
昨日はドッと疲れた一日だった。