自分の予想に反し、私が面会に行けないほど遠くに行った事で、自分が犯した罪の大きさや、今までの自分の生き方を振り返り、以前とは違った丁寧な言葉で手紙を書いてくる様になりました。

 

私や家族に受け入れてもらえる様に頑張ると、毎回毎回書いて来ます。

 

腹立たしいというか(笑)私が見放さない理由の一つに、Mが私の家族に絶大の信頼をされている現実があります。

決して、素晴らしい人とか尊敬されると言う理由ではなく、うちの家族になろうとして一生懸命 尽くしてくれていたからだと思います。

 

病気になれば私が居なくても無条件で車を走らせて病院まで連れて行き、お腹が空いたと言えば得意な料理で何でも作り、酔って迎えに来てと言えば夜中でも迎えに行くと言う様に、私以外のお願いも全く嫌がらずに聞いてくれる、何でも屋みたいな人だっので、一緒に暮らし始めてから3ヶ月でいなくなりましたが、その3ヶ月のうちで親や私の息子、叔母さんにまで絶大な信頼を得て行きました。

 

逮捕されてからも、誰も縁を切れとは言わず、いつ帰ってくるのか?、どこの刑務所に行くのか?、待ってやれ!だの、面会に行ってやれ!だのと散々言われました。

 

息子は、Mが他の女の人と会っていた事を知った時も、全然気づかなかったなぁ

(笑)とか、まぁ、帰って来たら、こっ酷く説教だな!(笑)とウケていました。

 

叔母さんに関しては、たかが叔母さんに対しても、あんなに良くしてくれる人なんてそうは出会えないから、TSUKIKOが別れても私は呑み友達でいて貰うよ!と言いました。

 

遠く離れた所に行った時も、迎えに行くときは飛行機?2泊くらいしたいよねぇ!と、行ったばかりのMの出所を楽しみにしている始末…。

 

まぁ…、私はこの人達のおかげで前向きになれたのだと思います。

だから尚更、もう人を裏切ったり嘘をつく人生は終わりにして欲しいと思うのです。

 

その為には、やはり私は鬼にならないといけないのです。

 

私も、一年経って ようやく色々な事を思い出せる様になりました。

でも、性格が悪いので(笑)他の女と会っていた事も未だに根に持っています。

許してはいません。それでもMは戻りたいと言いました。

どんなに私に八つ当たりをされても、これからの人生は自分を受け入れてくれた「家族」の為に生きたいと言いました。

 

Mを知っている共通の友達は、「TSUKIKOの事を平気で裏切る様な事をしたんだから、簡単に戻りたいとか言って欲しくない!」と言います。

「皆も知っている人と隠れて会っていたんだから、皆の事も裏切っていたんだし、そっちに面倒見て貰えばいい!」

「TSUKIKOも知ってる人と会っていたなんて、知らない人でも苦しいのに許せない!」と言います。

 

私は、家族の気持ちもありがたいし、私を思ってくれる友達の気持ちも本当にありがたい…。

とても幸せだと感謝しています。

 

だから、とても心が痛いし、許せないし、でも見放せない…。

そう言う事を考える日は、身体が動こうとしない。

 

そんな私に息子は言いました。「母さんは、一生懸命 働いてるのが俺の自慢だから、いつでも堂々として笑いながら働いていればいい!自分の好きにしな!って人には言うのに自分は全然できてないじゃん!(笑)」と。

「だから言ってるじゃん!帰って来たら説教すればいい! 今は、悩んでも解決しないから時間の無駄だよ!」と。

 

私は息子に聞きました。「何でそんなに前向きになれる?悩みとかないの?」と。

息子は笑って言いました。

「悩む時もあるよ!だけど悩んでも解決しないことは一瞬で忘れて気持ちを切り替える!」と。

どうやって?と私が聞くと、「はい!解決しないので今から消しまぁす!」と声に出して言うだけだよ!」と笑って言いました。

 

「まぁね、また数日すると思い出す時もあるから、そしたらまた声に出して、今はまだ無理でぇす!はい!だからまた消しまぁす!って言うだけだ!と。

 

私は笑いました。

でも、それからは些細な悩みや落ち込んだ時、声に出して言う様になりました。

「はい!消しまぁす!」と。

仕事中でも、つい人にイラついてしまった時は、直ぐに「このイラつきを消しまぁす!」と心で呟いて一瞬で消します(笑)

 

私は単純です。この方法で どれだけ悩まなくなったか。

 

私はどんな苦労を強いられても、この家族と私を思ってくれる友を全員幸せにしたいと思います。幸せになって欲しいと思っています。

 

だから、強くならなければいけないのです…。

その中に、Mもいるのが今の私の正直な気持ちです。