ヤミ金小説「カネの味」
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あんたはその資格があるか?

カネは必要にして十分なだけ、あればいい。

カネは、度を超えて持つ者、また持とうとする者の身分を
いとも簡単に見抜き、そのような者には必ず制裁が与えられる。

なぜ欲しい? 得てどうしたい?

一握りの人間は知っているが、相応のカネを掴み、借金を返し、
欲しいモノを一通り揃えると「はた」と気がつく。

自分の欲望とは何だったのかと。

それ以上のモノを求める事がいかに無駄な事かに気づき、
初めてカネで買えないモノの価値を知る。

まれに天井知らずの欲望に走り、財をなす者もいる。

そいつらは、例外なくロクな面をしていない。
政治家、権力者、成り金・・皆同じ面構えだろう。

死ぬまで使っても使い切れないカネを持って墓場に行くヤツもいる。
残された者たちの興味はそいつの人生ではない。

カネだ。そういう人生だ。

オレは笑って死にたい。常々そう思っている。
ではカネを持っていれば笑って死ねるか?
今どき、三途の川もカネ次第か?

身分相応のカネさえあれば良い。
それはとてつもなく難しい。

あんたは今、カネを持っているか?

その稼ぎ方、そして使い方を知っているか?