でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -112ページ目

歯が痛いでぶるまん

先日、突如イヤ~なやつに襲われましてん。


「い…いて~(T_T)」


奥歯がズキズキうずうず痛いのよこれが。

いくじがない感じでだらだらと疼くの。


「( ̄_ ̄;)むー」


そーゆー状況の中、ふと、いやーな記憶が

もわわわーっと蘇ってきたわけですの…



20年前、僕は思い切って脱サラしまして

念願のアニメーターに転身しましたの。

東京に本社のあるアニメ会社の四国支社が

香川県にそ~っと開設することになって、

そこの第1号スタッフなーのだ( ̄v ̄)


…でもまぁ、仕事は貰えてもしょせん新米。

まるで食べていける状況じゃなかったので、

旧知の製作会社に下請けのバイトで入って、

土・日にブライダルのカメラマンをやって、

なんとか食いつないでおりましてん。



その日のお仕事は、某ホテルの披露宴撮影。


が…


「う…痛いがな( ̄. ̄;)マズいマズい…」


朝からめちゃめちゃ歯が痛いのなんの。


「とにかく…薬を買って現場に行こう」


途中、開いてたドラッグストアを見つけて

『今治水(こんじすい)』を2本ゲーット!


ご存知です?? 『今治水』(^o^)/


小さい瓶に入った金色の歯痛止め用液体薬。

すんごい刺激的な匂いがもわっとするけど、

当時、僕はこの薬とすんごく相性が良くて、

脱脂綿に浸して患部にちょちょいと塗ると、

数分後に痛みが治まっちゃってたのよね。


「う…うし。とりあえずホテルで塗ろう…」


会場に着くと、披露宴担当者が青い顔して

どわわーっと走ってきた。


「いやよかった助かった嬉し~やほー!」


発注書の時間を1時間遅く書き間違えてて

すぐに披露宴が始まりそーな勢いでしてん。


「う…( ̄_ ̄;)」


治療する間もなく、機材を手押し車に載せ

大慌てで会場に入って機材セッティング。


「ま…間に合った( ̄_ ̄;)いてててててて」


ほぼ間髪を入れず感動の披露宴始まり~!!


お客さまはバラ色の幸せタイムなうやけど、

ぼくは気も狂わんばかりの拷問タイム(T_T)

ブライダルのカメラは、食事が始まるまで

まったく休憩が取れないんですの。


30分経過。


なんとか耐え忍んでやっと休憩時間を迎え、

どわーっとポケットの今治水を取り出す。


取り出せへん。


「ない( ̄o ̄;)!?」


涙うるうる眼で大アセアセで探したけど、

どこにも見当たらない…


「う(T.T)うううううううううう…」


結局、僕はそれからの約2時間…

クラクラするよーな激痛で大泣きしつつ、

最後は立ってるのもやっとみたいな状態で

なんとかカメラマン業務を続けましてん。


2時間経過。披露宴終了。



ここからサスペンスドラマが始まりますの。

もう時効だから言っちゃえ言っちゃえー。




機材を撤収して、ホテルのロビーに戻ると、

ちょうど入口から警察官が2人入ってきてた。


「盗難事件でもあったかなー( ̄. ̄;)」


もはやそれどころじゃないレベルの僕が、

横をすり抜けよーとしたその時。


「あ、そのあたり気をつけてください!」


支配人さんに注意されてしまいましてん。


「な…なにごとですか( ̄o ̄;)??」


「何者かが怪しい液体を撒いたよーなんです」


「あ、アヤシい…液体( ̄_ ̄;)」


迫りくるイヤ~な予感。


お巡りさんが覗きこんでる赤い絨毯の床には

粉々のガラスの破片と液体が染み込んだ跡。


周囲に漂うのは、すご~くよく知ってる臭い。


「手押し車で荷物運ぶ時、轢いちゃったのね」


お巡りさんはくんくん臭いを嗅ぎながら、


「ん? ( ̄- ̄)??」


どこかで匂ったことあるな~…って顔してた。


「とりあえずは…大丈夫そうですね<( ̄_ ̄)」

「そうですか、よかったよかった( ̄v ̄;)」

「念のため、調べますね<( ̄_ ̄)」


そーゆー警察官と支配人の会話を聞きつつ、

犯人は逃げるよ~にその場を立ち去った。