のんは、出来る人間か出来ない人間か。
それは、一概に、どちらなのか、は決められないし、わからない。
しいて言うなれば。
どちらでもある。

国語と社会と生物は得意だが、物理は苦手だし。
英語も数学も嫌いではないが普通。
1回言われて理解出来る事もあれば、2回も3回言われても理解出来ない事もある。
学生の頃の話をすれば。
国語は元々好きだったけど。
英語は、まぁまぁで、高校3年生の時の先生が素敵な先生で、教え方も良かったから、興味を持てたし、好きになった。
社会は、小学生の頃は嫌いだったけど、中学の時の先生が教え方が上手くて、かなり好きになって、中1の夏休みの宿題なんか、学年でただ一人、A゜を貰った程で、得意になりました。
テストも地理50点歴史50点で100点満点だったところ、地理が苦手でも90点代は当たり前だった位。
数学は、小中は、先生の教え方が下手過ぎたし、つまらなかったので、大嫌い。
多分、先生は、天才的に数学が出来る人だったから、そういう人って、自分が出来過ぎて、出来ない人間の気持ちを分からないから、教えるの下手なんだよね。教師に向いてなかったんだと思うな。
しかも、高校に入ってから、何故か、好きになったね。
なぜだかテストで100点取った位、理解出来て、楽しかった。
結局、「先生」という存在は、その教科を得意になるか不得意になるか、に重要な影響を与える。
だから、いかに興味を持たせ、好きにさせ、得意にさせるか。
それが教師の仕事であり、重要な部分だと思う。
採用する側は、頭の良し悪しではなく、教え方の良し悪しを重要視して教師にするべきだと思う。
のんが今も不思議なのは、数学ってーのは、苦手になればなる程、理解出来なくなって、嫌いになる教科なのに、一番教え方の上手さが重要な教科なのに、あんなに教え方が下手な人を教師として採用する時点で在り得ない。
あぁゆぅ人は、まず教える才能がないので、研究者になるべき。
のんには、“何でも“器用にこなせる、という意味では出来る人間ではないから。
器用にこなせる部分もあれば、こなせない部分もあるので。
出来る人間の気持ちも、出来ない人間の気持ちも解る。
出来ない部分があれば、人は努力して、その出来ない部分に関して、克服してく。
そうすると、細かい部分まで、誰かに教える時、上手く教えられると思う。
さっきの数学の先生を例に上げれば、数学が苦手で克服して出来るようになった人間こそ、数学の教師になるべき。
最初から数学を得意とし、理解出来る人間に、数学が苦手な人間を教えてられるわけがない。
そもそも、出来る人には出来ない人の気持ちなんて、100パーセント理解出来ないからね。
出来ない事について「こいつ馬鹿なんじゃないの?なんでこんな事も理解出来ないの?」って目線でしか見れない。
そんな人間に数学を教わって好きになって得意になった人を、わたしは見た事がない。
ついでに言えば、のんは殆ど、塾に通った事がない。
ただ、高校受験の少し前に少しだけ通った事があった。
その時、数学を少し習ってたけど、その先生のが、遥かに教え方が上手く、理解出来た。
その先生は「私元々数学苦手だったの。」と言っていた。
今思えば、なるほどね~な話。

ちなみに。
のんは、保育園の先生やってた事もあるから、出来ない人間を教えるのは得意かも。
中学の時も高校の時も、よく友人らに勉強教えてたしね。

自分にも出来ない部分があるからこそ、出来る事を当たり前だとは思ってない。
むしろ、出来なくて当たり前だと思ってる。
1回で理解出来る人もいれば、10回でやっと半分を理解出来る人もいる。
能力も速さも、千差万別。
のんは、自分に完璧さを要求はしても、他人に完璧さを要求はしない。
ありのままの姿のその人が好きだからさ。
友人にも、頭良い子もいれば、馬鹿な子もいるさwww
だけど、その馬鹿な子は、勉強は全然出来ないんだけど、色んな部分で馬鹿なんだけど、のんにない視点、物の見方、考え方を出来るんだよ。
だから、話してると面白い。
違った物の見方が出来るのね。
貴重な存在。
そんな彼女は、在り得ない位いい加減だったりもするけど。
本当に優しくて良い子で、ダメな時の鬱なのんを、
「いつも凛々しく逞しいのんちゃんが落ち込んでるのも、それはそれで魅力的だと私は思うな。」
と言ってくれた事があったよ。
心が広い子なんだよね。
そして、3年前、のんが拒食症になってた時、本気で自殺を考えてた日に、その日に、助けに来てくれた。
あの子がいなかったら、今のんは、存在してないかもしれない。
あの子に助けられたんだ。

…まぁ、何においても、それなりに優れているに越した事はないのかもしれないが。
劣ってる部分がある、完璧ではない。
それが人間で。
人間らしさ。
というものなのかもしれないね。
何が言いたかったかというと。
本当の意味で、出来る人間と出来ない人間なんていない。
長所ばかりの人間も、欠点ばかりの人間もいない。
どちらもあるから、人間なんだって事。
自分はただ一人。
この世の中に、たった一人しかない存在。
そこに無意味なんて事ない。
ないんだよね、きっと。

みんな誰かの大切な人。

それだけで、生きてる意味があるんだと、思う事が出来た今日この頃。

おやすみ得意げ

チューリップ赤のんチューリップ赤