今、寝ようとしたのに。

隣で眠るあなたを見て、涙がぽろぽろと、頬を伝った。

この何年間かを、全て、たった数日で流してしまえる程。
わたしたちの関係は、浅くなかったはずだ。
むしろ。
深かったよ。

わたしには、初めての、ちゃんとした恋愛で。
色んな壁を、二人で、乗り越えて来たはずだ。

あなたに振られて、10キロ痩せた時もあった位。

わたしにとって、あなたは、特別で。
かけがえのない人で。
あなたがくれた優しさも、愛情も。
最近は、忘れかけたわたしもいたけど。
あなたに会えば、忘れられるものでは、ないんだよ。

切なくて。
切なくて。
辛いんだよ。

愛してないわけじゃないの。
きっと、愛してはいるの。

ただ、あなたの全てを受け入れられないわたしがいて。
それは、どんなに頑張っても、わたしには乗り越えられない壁なの。

あなたの全てを愛せないわたしが、いけないのかもね。。

わたしは、本当に我が儘で。
きっと。
並大抵の人じゃ、わたしには付いてこれないだろう、と、冷静に考えて、わたしは思うけど。

どこかで、道は違ってしまって。

わたしは、あなたに冷めてしまって…。



出逢った時は、こんな風になるなんて思ってなくて。

わたしは、相変わらず、いい加減で。

でも。

毎日。

あなたの寝顔を見ると、辛くて辛くて、逃げ出したくなる。

冷静じゃ、いられなくなるもの。

涙は、勝手に、溢れてしまうもの。。



あなたを大切に出来なくてごめんなさい。

本当にごめんなさい。

嫌いじゃないよ。

ただ、すれ違ってしまったの。。

ごめんね。

ズルイわたしで、ごめんね。

きっと、暫く、わたしは、あなたの寝顔を見る度に、涙する事でしょう。

だけど。

もう。

今は、どうにもならないの。

ごめんね。


わたしは、人を傷つけるのなんて平気だよ、ってふりをしてるくせに、本当は、人を傷つける事なんて、出来なくて。
思い悩んでる人間です。

強がり?じゃないけど。

弱いわたしは、封じ込めてしまいたいんだろね。
多分。

世間知らずの小娘です。

23なんて、まだまだ子供なんだね。


でも。

わたしは。

あなたに幸せになって貰いたいって、思うよ。。
本当に。

わたしには、無理だけど。

わたしじゃない誰かは、きっと、あなたを幸せにしてくれるはず。。



ごめんね。



本当に。



ちゃんと、話もしなきゃね。



逃げてちゃ、どうにもならないよね。。



頭は、クラクラしてるけど。



どんな時でも、涙は勝手に溢れて出てくるもんだ。。



もう、寝よう。。



この痛みは抱いたまま…。 のん