mitsuhiro




アリーナツアーラスト。




無事にアンコールも終わり、今はメンバーやスタッフと宇野の誕生日を祝ってる。




アリーナツアー成功の打ち上げも兼ねて。




光「宇野、行くよ。」




実「うん!お疲れ様でした〜。」




話してばっかで、いつも差し入れを食べない宇野に




俺が奢るからこの後抜けるぞ、と言ったら即オッケーが出た。




単純過ぎて、嬉しいけど心配になる。




奢るという単語を言えば、予定がない限り必ず来る。




俺はこいつに何回奢ったんだろうか。




でも、何回でも懲りないのは、こいつに惚れた俺の弱みだな。









連れてきた先はイタリアン。




実「わあ!美味しそ〜♡」




次から次へと出てくる料理に目をハートにして食らいついてる。




ーーーーーカシャ




実「あー!撮った。」




光「宇野が余りにも美味そうに食うからさ、撮っておこうと思って。」




実「可愛く撮れた?」




光「まあ、宇野にしては上出来なんじゃない?」




実「うわっ、さいてー。」




好きな人ほど揶揄いたくなる癖は、ずっと抜けない。




揶揄ったときの宇野は本当に可愛くて、更に意地悪したくなってしまう。




今までの自分の宇野に対する態度からは、想像もできないであろう感情を抱く俺。




彼女が受け入れてくれるかなんて分からない。




でも、今日伝えるって決めた。




光「宇野。」




実「ん?」




光「お前を俺の女にしたいんだけど、どうすればいい?」




好きって言えばいいのに、こんな時まで意気地無しだな。




でも、宇野はーー




実「私が好きだから、日高くん貰うね。私の誕生日プレゼント。」




そう言って、くしゃっと笑う彼女に心臓の鼓動が早まった。




ああ、俺ベタ惚れじゃん。




主役の彼女に、プレゼント以上のプレゼントを貰った。




END




みつみさです。




今日はリクエストいただいたペア全部書いたので、一気にあげます!




一緒に宇野ちゃんバースデーをお祝いしていきましょう♡