こんにちは。
8/19~8/20は、魚沼市の圓明寺で行われた寺子屋キャンプに参加してきました。
総勢30名の大所帯キャンプでした。
場所はこちら↓
広いですよね。立派な須弥壇があるお堂で1泊2日の宿泊イベントでした。
少し時系列で振り返っていきたいと思います。
前夜のうちに前泊して翌日は5:30には目覚めて朝食をいただきました。
魚沼産コシヒカリだったのだろうか・・・握っていただいたおにぎりがこの上なくおいしかったです。
そうこうしているうちに準備が始まりましたが、7時過ぎには参加者の子たちがちらほら。
(←確か8:00から受け付け開始だったような???)
心の準備もままならないまま(ただの寝不足と緊張)受けつけのお手伝いをさせていただきました。
いよいよ開園。はじめに向かったのは大蔵隧道という、大倉山のふもと(?)にある水の道ですね。
青い空!大自然の緑!素晴らしいコントラストですよね。
こどもたちの後ろ姿もエネルギッシュで楽しそうでしょう?
でもね、このときの気温は思い出したくもない・・・(笑)というか2日間を通して暑さとの勝負だったのは
みんな気づいていたはず。
まあそんなボヤキはさておき、こんな感じで道を意気揚々と歩いていきました。
これは途中休憩で食べたスイカとひまわり(撮影者は別の人)
いよいよ現地に到着。隧道を掘っている最中に湧水が出てきたらしく、その水は飲み水として今でも飲める
とのことでした。
「この奥に進むの?」と聞かれて、まさかそんな過酷なこともしないだろうと思いつつ一瞬ハラハラしました。
大蔵隧道を見学し終えて向かったのは
『佐藤家』
知る人ぞ知る『佐藤家』
パンフレットにしれっと書かれていた『佐藤家』
佐藤家????
誰の家???そう思った方もきっと多いことでしょう。(←失礼)
そんな方のために僕がご紹介します。
こちらが佐藤家です↓
江戸時代に立てられた民家がそのまま現存している貴重な家として国の重要文化財にも指定されている家です。
中はまあ~~~涼しい!!自然と共存するために設計されていて風が気持ちよく吹き抜けています。
藁草履やそりのような台車、囲炉裏に薪まで残されていて当時の生活の息吹が感じられる家でした。
奥には部屋があり、そこではまさに寺子屋のように子どもたちが勉強していたそうです。
先生はその上の部屋に寝泊まりしたこともあったんだとか。
当時のその光景が浮かんでくるようです。
そんな佐藤家を後にして
一時お寺へ帰宅。
そこでも贅沢なおにぎりをいただき、その後は池でニジマスつかみです。
お寺のそばに小さな池のようなところがあってその中に豪快にニジマスを解放し、それを1人1匹捕まえるという
なんとも(大人もやりたい)イベントです。
群れの中に放たれた超巨大ニジマスを確保すべく子どもたちは躍起になって確保に乗り出します。
我こそはと勇んでキャッチしにかかるもなかなかニジマスは手ごわく・・・
肝心の巨大ニジマスはというと
意外にあっけなく捕まってました。大きかったからか???
捕まったニジマスはおいしく焼かれていました。
ニジマスつかみもひとしきり終えていったん小休憩・・・
と思ったのは大人だけでした。本堂では全力で紙風船で遊ぶ子どもの姿が。ナニコレ
「いや~子どもって元気でいいね!」
_(:3」∠)_
そうして束の間の休憩を終えると続いて子どもおみこしです。
あれは全部でなんKmあったんだろう。おみこしを引いて練り歩いたのですが、このときは心底子どもたちを
尊敬しました。弱音も吐かず暑さに負けず練り歩くんです。
ワッショイワッショイの掛け声も途切れることなく引き続けたのだから本当に見事なものです。
途中休憩があったとはいえあの距離を歩き続けた子どもたち。素晴らしいですね。
さっきはこんなん_(:3」∠)_でごめんなさい。
戻ってからはお風呂に入って待ちに待った夕飯。
カレーを作ると余るのは定番、と言いたいところですがコレ全部味が違いました。
甘口、中辛、辛口と分けてくれたそうです。
いろんな味で食べられるようにしてくれたなんて、おかわりしないわけにはいかない!!
と意気込んではみたものの2杯が限界でした。めちゃくちゃおいしかったです。
ニジマスは夕飯のときに食べたのですが肉厚で久々にふわふわの魚をいただきました。
夜は神社で行われている盆踊り大会に参加。
3週盆踊りしたらかき氷引換券がもらえる設定になっていました。
練り歩いた後のかき氷もさぞおいしく全身に染み渡ることでしょう。
満足そうに食べている姿が見れました。
その後お寺に戻って初日最後のイベント、花火大会です。
1日の終わりを迎えるのにふさわしいイベント。
最後まで全力で楽しんでいたのでやっぱり子どもの体力ってすごいですね。
2日目は朝5:30起床。
起きて早速、読経と座禅の時間です。
僕にとっては不思議な体験だったのですが、朝起きて読経と座禅で子どもたちどんな反応するのかなと
ちょっと気になっていたんですが
見てください、この真剣な眼差し
真剣なこのまな・・・
お見せできないのが悔しいほどに真剣に、しかも静か~に取り組んでいます。
(学校でもやったらいいんじゃないかと本気で考えました)
静と動は使い分けで、こういう静の時間はますます取るのが難しくなっている現代。
そんな対比を昨日の元気と照らし合わせながら考えていました。
ら、途中の記憶がなくなりました
座禅を終えて頭もすっきりしたところで朝食です。
朝食のあとは写経。
見てください、この・・・
すごくないですかこの前のめり感。一体なにが彼らをそうさせたのか。
そして次々に写経を完成させていく子たち。
中には水墨画風に仕上げた子もいれば、懸命に螺髪(らほつ)を書き込んでいく子も。
螺髪(らほつ)
大仏さんの頭のぽつぽつしたヘアスタイルのことでお釈迦様が人間を超越した存在であることを示す特徴。
感激しました。
写経を終え、折り紙教室では自作の紙飛行機を作り紙飛行機選手権で競い合います。
その後は近隣の中学校から吹奏楽部が来て演奏してくれました。
2日目の昼食は流しそうめん&天ぷら
流れてこない・・・と思っていたのに気づけば下の受けざるにたまっていましたね。
一体いつ流れていったのか七不思議です。
天ぷらは暑い中山ほど揚げていてくださったので揚げたてをそうめんつゆにつけて食べられる贅沢。
本当にスタッフの方々には感謝しかありません。
昼食を終えて最後はみんなでお堂を清掃。
きれいに雑巾がけをして後片付けもばっちりでした。
2日間を通して本当に貴重な体験をさせていただきました。
ものすごい濃い2日間でとてもここであらわしきれない様々な出来事がありました。
何よりたった2日間で子どもたちのエネルギーとその成長を目の当たりにして驚かされることばかりでした。
ボランティアしたのか?というくらい何もできませんでしたが
ご住職はじめスタッフの皆さんの温かさは子どもでなく大人にとっても安心感のあるものでした。
この日のために事前準備をすごいされてきたであろう様子がうかがえて、頭が下がる思いです。
本当にありがとうございました。
帰りは相変わらず速度1**Km出すんじゃないかというくらい
スピード狂の友人の車に乗せられて2回くらいハラハラしましたが、行きも帰りも本当にお世話になりました。
本当に贅沢な2日間でした。