こんにちは、プラタナス学習塾の水野です。
今週火曜日から、いよいよ本格的に都内公立高校への通級指導が始まりました。
1月の最終週から開始していたのですが、そのときは顔合わせとあいさつがメインだったので、本格始動は火曜からです。
聞いた話では
都内では支援学校と一部の公立高校で逆転現象が起こっているとのことでした。
これは本来、支援学校に入りたい生徒が競争倍率が高いために不合格となり、都内公立高校へ入学せざるをえない状況があるという現象。
公立高校の一部は定員割れをしている学校もあり、その学校にどうやら
多様な生徒が流れ込む図式のようです。
そのため公立高校の先生たちにしてみればこれまでに担当したことのないような
生徒が増えてきて対応に困っていると。
それで私たちのような外部専門業者と手を組んで生徒の学校生活や学習習慣に対して
アプローチできる方法を考えよう、というわけです。
さてさて運命の第一回だったわけですが、
ドンピシャです。
グレーど真ん中、言語理解は高く処理速度との差が激しいタイプの生徒さんです。
覚えた言葉を使って考えることは得意だが、覚えたりインプットしたりするまでに時間がかかる、苦労するタイプ
です。
提出物、出ない。
宿題、忘れる。
授業、聞いてない。
まあ客観的に見ればそういう印象を持たれる生徒です。実際そうなんですけどね。
その背景を理解して改善していくのが僕の仕事。
ただ何より自己肯定感の低下と、学習性無力感が著しかったので
長期目標を「学習性無力感からの回復」と位置づけて長所探しから始めました。
このあたりはもう呼吸をするようにやっている。
それで僕自身生徒によく言うのですが、
「記憶力も集中力も主観なんだぜ???」
この生徒も例にもれず
「自分は物忘れが激しい」(それはたぶん合ってる)
「記憶力が悪い」(いやいや改善できる)
「集中力がない」(いやいや好きなことに没頭してるやん)
という劣等感の塊だったので1つずつそう感じた動機を聞いていきます。
まあ、大体は提出物や日常生活でのミスなんですけどね。
先生もあの手この手試してみたが失敗してしまって・・・
と手をこまねいている状況でした。
もちろん1回の指導で180度好転することはないですが、
本人の中でパラダイムシフト(価値観の入れ替わり)が起こることは
結構重要です。
できないと思っていることにできる可能性を与える、というところです。
で、さっきの話ですよ。
「記憶力も集中力も主観なんだぜ???」
一回リセットして、まず記憶力が悪いとか集中力がないという思い込みを捨てさせました。
このへんは記憶形成にも明確に関わっていてそもそも記憶力が悪いと思えば
覚えようとしません。
あるいは記憶力が悪いと感じてもポジティブにそれを補う手段をとろう、となるならよいのですが(そっちに転換するのも仕事)
今のところその気配はなかったですしね。
だから思い込みを外すために
「記憶力も集中力も主観なんだぜ???」(3回目)
と話してきました。
*実際はこんなくだけた言い方していないのでご安心ください。
さて、当面の目標は学習性無力感からの回復と、取捨選択の「捨」に重点を置いた支援です。
どうなるのか楽しみですね!
P.S
余談ですが取捨選択って注意力に全部関わる言葉ですね。
それではまた!