東京交響楽団の演奏会に行ってきた。
指揮:ピエール・ブリューズ
ヴァイオリン:吉田南
オルガン:大木麻理
ドビュッシー(ビュッセル編):小組曲
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
ミューザ川崎シンフォニーホールは初めて。
2階のS席を取ったけど、音の届きも気持ち良く、なかなか良いホールだった。
どれも好きな曲だけど、今回一番聴きたかったのは、オルガン付き。
子どもの頃にTVのCMでこの曲を知り、オルガンの格好良さとピアノの美しさに魅了され、即CDを購入。
でも、生で聴くのは今回が初めて。
演奏が始まったら一気に引き込まれ、気が付いたら身を乗り出し気味で、体に力が入っていた。
曲目全て、大満足な演奏だった。
ヴァイオリンソリストも素敵な音と演奏だった。
サン=サーンスの協奏曲と交響曲の間の休憩中のこと。
2つ右隣の席の男性Aが、更に右隣の友人(?)男性Bに、大きな声で批評を聞かせていてうるさい。
「ヴァイオリンソリストは緊張でガチガチだった。三楽章でやっと乗ってきた」とか、「オーケストラは、期待しなければ満足できる」とか、「ホールはまぁまぁだ。近くだから、また来てやっても良い」とか…。(批評の根拠となる細かなところは一切触れない)
男性Bはあまり音楽に馴染みがない様子。Aの辛い批評を素直に「へぇ~へぇ~」と聞きつつ、ヴァイオリンソリストのアンコール曲が何だったのか、Aに質問。
お、それ、私も知りたい。聴いたことのない曲だった。
A「え~と…、あれ…、聴いたことあるような気がするけど…何だったかな…。俺もそんなに演奏を聴く訳じゃないし…」
なぁ~んだ、その程度か。
私は演奏者を批評出来る程の肥えた耳は持っていませんが、とても満足しながら気持ち良く聴いていたので、そういうネガティブな批評は小さな声でしていただくか、演奏会場を離れてお茶でも飲みながらしていただきたい。(お二人さん、演奏会のあとはお茶しようと話していたので)
