Aqua Timez 10周年記念レビュー Part 2 | Rayblog~つれづれなる音楽の旅~

Rayblog~つれづれなる音楽の旅~

Welcome to my blog !!
現役 ティーンエイジャー Rayの音楽関連ブログです!
曲紹介、シングル・アルバムレビュー、チャート分析、アーティスト評論、などなど色々と書いております!!

テーマ:
連続更新!昨日の続きです!僕のテンションが続く限り!!

しおり

3rdシングル 「三ツ矢サイダー」のCMソング
YouTubeにあったので後追いで見てみたんだけど、まったく覚えてない笑 とりあえずガッキーが最強に可愛い!
曲の方は青春の香り漂う爽やか系って印象。「決意の朝に」だったり「千の夜をこえて」に比べると数段地味ではあるんだけど、きちんと耳に残るし、シングルレベルの華は持ち合わせている気がする。「今日も貴方が好きでした」というフレーズからして、片思いの曲なのかな?たぶん成就しないんだろうけど、これはこれで青春だと個人的には思う。ラスサビ前
転調して元に戻る構成も一歩引くような潔さが感じられ好き。

★★★★

ALONES
5thシングル 「BLEACH」タイアップ
シングル初のロックナンバー 比較的おとなしめの曲が続いていた中でわりとゴリゴリのこの曲がリリースされて、ポップスもしくはレゲエだと思ってた人は面食らったのではないかと思う。理屈抜きにカッコイイ曲だと思う。
ロックだからといって、シングル的なキャッチーさが損なわれているわけでもなく、メロディーもバッチリ頭に残る。詩も彼ららしい暖かさ満載。「君は少し青すぎる空に疲れただけさ」とか「今は無理に誰かのこと愛そうと思わなくていいのに」というような無理強いしない優しさに溢れている。最後の「堪らえることだけが勇気じゃない」のフレーズは個人的なAqua Timezナンバーワンフレーズ候補 ちなみにSCANDALが「HARUKAZE」のカップリングでこれをカバーしているが、こちらはさらにロック色が強く激しい。なかなかカッコイイので聴いてみて欲しい

★★★★★

小さな掌
5thシングル 「ジョシデカ」ドラマタイアップ
知らないけども仲間由紀恵コラボ(?)の第一弾
身近な人への感謝を歌った曲。
太志が療養中に書いた曲らしく「体は僕の心のことを僕より分かってくれてる」という冒頭のフレーズはおそらくそのままなんだろうなと思う。色んな「奇跡の花」に目がくらんでしまうけど、本当に大切なのは「いつもそばにある小さな掌」なんだ その通りだよね。
よく最高傑作として挙げられるけども、個人的にはまだ小さな掌に実感がないのと、メロディーにもうワンフック欲しいかなあって感じがする。それで疲れてグッタリした1日の終わりなんかに聞くと、グッとくるものがある。

★★★★☆

一瞬の塵

2ndアルバム「ダレカの地上絵」オープニングトラック
いわゆるミクスチャー系の曲。アコースティックなイントロから始まるスピード感がたまらない。各楽器隊がなかなかいい仕事をしていて、曲をどんどん盛り上げる。サビで英詩が投入されたりと新鮮。 オープニングトラックとしては申し分ない出来だと思うし、サウンドを聞かせるAqua Timezでは最高峰だと思う。

★★★★

B with U

同じく2ndアルバム収録
たぶん「等身大のラブソング」以来のレゲエナンバーだと思う。とはいえ、こちらはなんかほのぼのとした雰囲気が漂う。音数もかなり絞られていて、サビもしっかりキャッチー。「等身大」の正統進化と言っていい曲だと思う。PVも制作され(ちなみにブレイク前の佐々木希が出ていたりする)結構気合いが入っていたはずなのにベスト未収録… 後述の「世界で一番小さな海よ」を入れるくらいなら、こっちの方が良かったのでは?

★★★★☆

世界で一番小さな海よ

2ndアルバム収録
久々の孤独を歌った曲「小さな掌」以降こういう曲は減っていくので、貴重な一曲ではあるが、なんだかメロディーも煮えきらないし、何よりも歌詞が最高級暗く、なんだか救いようもない曲だなぁという印象が共感だったりよりも先行してしまう。実際歌詞も「虚勢を張らずにすむのに…」と煮えきらない感じで終結してしまう。。。ベスト収録で唯一ちょっと苦手な一曲になってしまった。

★★



6thシングル 「ごくせん」主題歌
仲間由紀恵コラボ(?)第二弾
おそらく一番知名度のある曲だと思う。僕自身も小学校の頃から知っているし、当時からかなり好きだった。某緑集団の「キセキ」同じくらい流行った気がするが、売上では二倍以上の差で負けている。何故だ…。
この曲ぱっと聞きだと何が大丈夫なんだよ!と言われて、いわゆる薄っぺらい曲と思われてしまいそうだが、一応「大丈夫な理由はない。そう思うことが明日を変える」という意味があるらしく、それで個人的にも一気に腑に落ちた。
実際に「もしかしたら僕が笑う頃に君は泣いてたのかも知れない」とか「幸せになることを急がないで」というようなどこか考えさせられるような一節もあり、ただやみくもに「大丈夫」と言っているわけではないことも分かる。
曲の方も小学生の僕がハマるレベルのドキャッチーさで、さらに「ごくせん」ヒットも手伝ってお茶の間レベルのヒットとなったと言える曲だと思う。こういう曲が一曲あるのは強いと思う。(実際、ベストのテレビ出演もこればっかだったなぁ)
個人的には今も昔も変わらずに背中を押される曲である。

★★★★★

夏のかけら

7thシングル 映画「フレフレ少女」主題歌
「虹」のヒットから一転し、大失速してしまった曲。僕も初めて聴いた時には、地味以外の印象が何も浮かんでこなかったが、じっくり聴いてみると実にいい曲である。特にこの初秋の季節に聴くと、ホントにグッとくる。「夏」の眩しさを切なくも回想し、最終的に「青春は今も静かに続いている 澄み渡る秋空の下で」と夏が青春のメタファーであることも明かされる。ただ過ぎ去った日々を惜しむだけではなく、まだ続いてるんだと締められている辺りの前向きさも良い。「小説を結末から読んでみる」という衝撃的な一節から始まるパラグラフが個人的には運命を知っていて「思いつく限り愛を落書きする」2人を眺めるのってどんな気持ちなんだろうと少し感傷的になれて大好き。
何度もいうように地味なので、あまり好きではなかったが、何度も聴くうちに印象が上がり、今ではかなり好きな曲になった

★★★★★

Veronica

8thシングル 「BLEACH」タイアップ
まさかの早口ラップ。これも歌詞カードがないと何を言ってるのかさっぱり分からない サウンドはロックだが歌詞はかなり暗い。なんでもジャケットのVeronicaという名の1人の女性のことを歌った曲らしいが、「生きてるだけで悲しいと思うのは私だけなの?」とかなんともネガティブな感じ。でも現実的にこういうこと考える人って多そうだし(俺含む)、そういった意味では多くの人に当てはまる曲なのかも。「皿の割れる音も 怒鳴り声もない世界」とか「命の始まりは 生きて愛されたいと泣いた1人の赤子」といった、生きてるだけで悲しいと思ういわゆる何も無い悲しみの表現も相変わらず上手い。
これでメロディーが冴えないと究極の鬱曲なんだけど、わりとメロディーが開放的で聴きやすいのも好印象

★★★★

STAY GOLD

9thシングル 代ゼミのCMソング
アルバム一周前の目前シングル top10落ち…
まあしゃあない。
受験就活応援ソングにして過去最高級の売れ線ギターロック。この路線を待ってた人にはまさに待望だったと思う。なんだか受験の際に散々言われ続けたことが盛り込まれてるなって印象。「過ちの為に 今出来ることを一つもやれぬまま」とか自分の今の状況と似てる(現在高2)
なんというか、この曲に関しては自分から見ても変な感じで微妙に共感がいく笑
曲は適度にリズムのあるギターロックなんだけど、これならアクアでなくてもいいんだよな…。
個人的に求めてるモノと違うがある曲。まあ、それを差し引いても良いには良いんだけど…(苦笑)

★★★☆

別れの詩-still connected-

3rdアルバム「うたい去りし花」3曲目
シングルの「虹」と「Veronica」に挟まれているいわゆる1stの「ハチミツ」的なポジション
あちらはしっかりベストで救済されたが、こっちはツアータイトルにまでしておいてベスト未収録 あまりに不遇なので取り上げてみた。
シングルレベルのキャッチーさがある。たぶん前知識なしにアルバムを聴くと、「Veronica」をシングルと思わない代わりにこれをシングルだと思う人もいそう。
初にして唯一の卒業っぽい曲だと思う。その名のとおり友達との別れの詩で、全体的にそういう場で喜ばれそうな言葉がならんでいるが、「世界中がしらけてしまうような 不細工な理想を この無愛想な現実にぶつけよう」とか「あなたの努力を愚かな繰り返しと 決めつけてくる声も たくさん聞くことになるだろう」というようならしい言葉もある。
いわゆる隠れた名曲的なポジションで案外いいのかも。シングルと比べると埋もれちゃう気もするし。

★★★★

ほんとはね

3rdアルバム収録&配信限定シングル
「千の夜をこえて」系の片思いソング。とはいえ、サウンド的にも歌詞的にもそこまでの重苦しさはなく軽め。「千の夜~」と違って、ずっと友達以上恋人未満みたいな関係の2人のことを歌ってる。興味のないふりしてるけど本当は好きで好きで…
うーん、この歌詞に関しても分からなくはないし、嫌われたら怖いみたいなこと言いたいんだろうなと思いつつも、なんかメロディーと共に煮えきらない感じあまり好きではない
でも最後にさりげなく「届けにゆくからね」と気持ちが前向きになっているのはいいなと思う。

★★★

One

「うたい去りし花」収録
アルバムのクライマックス的な曲だと思う。少しレゲエ風味の曲調。この曲がとうじのAqua Timezとしての到達点な気がする。歌詞では個人的に彼らの大きなテーマだと思う無理をさせない優しさみたいなものが歌われていたりする。さらにわりと情報量の多い歌詞だが、綺麗に纏めるようになったなとバンドの成長も伺える一曲だと思う。

★★★★

ふう…なっげえ…。これ終わるのかな?とか思いながら書きました。
全体的には「ALONES」を最後に孤独がテーマの曲が減ったような気がします。反対に人に暖かさみたいなものを感じられるような曲が増えた時期でもあると思います。個人的には「B with U」みたいなラブソングがまた聴きたいなと思いました!
次は「カスペディエム」を終えるような感じでいきます!