先週頭にまとまった雪が降って根雪が残っているここ函館南茅部のこれは世界文化遺産・縄文「大船遺跡」にある復元された「竪穴住居」。
雪に覆われ「かまくら」のようになっています。
雪が無いときはこんな感じですが、「竪穴住居」って建築の知恵が無かったから穴を掘っていたのかなと考えがちですが、いやこれは良く考えられています。
中はこんな感じで、これは保存のために実際の位置に保存材をかぶせて70㎝くらいの掘り下げ位置になってますが、本当はもっと掘られていて1m以上はあるそうです。
周りにある住居跡を見ると人の背丈を超えているものもあります。
これはいろいろ考えられますが、はっきりわかるのは夏は涼しく、冬は暖かいということ。
トップの画像を撮りに行ったとき、たまたま中で火を焚いて藁ぶきの害虫駆除のためにいぶす作業をされていたので、ちょっと中に入らせていただいたんですが、雪が積もったかまくら効果で十分に暖かかったですね。
以前、夏に入らせてもらったときにはめっちゃ涼しかったです。
現代ではなんでも機械に頼る生活様式になってしまっているわけですが、自然と向き合って生活しているとこんな知恵も出てくるんですね。
そんな自然界から得られた知恵にヘルシーな食生活に海藻を食べるというのがあるわけですが、欧州や今では北米でもヘルシーな海藻としてポピュラーになっているのが「ダルス」です。
これはここ南茅部でも海岸に生えていて採れる海藻。
ではどのように収穫されているかというと、前回、ここ南茅部の特産品である「真昆布」についてお話しましたが、その際の画像。
この画像の下に映っているのが「ダルス」です。
これは養殖真昆布施設を形成している「ケタ」と呼ばれる太いロープですが、そこに生えるんですね。
現在はこれを養殖真昆布の「選り(すぐり)作業」と並行して採取してきて漁協の市場に出荷されているんです。
もうだいぶ大きくなってきていますが、もう少し身が厚くなるもう少し先、まもなくですが収穫が始まります。
ダイエットにも有効だということでスーパーフードとも呼ばれていますが、欧米ではスープに入れて食べられているそうです。
でも和風にショウガ醤油で食べても美味しいです。
シャキシャキとした歯ごたえが「わかめ」とも違う食感。
ラーメンのトッピングにも合います。
当社ではこの「ダルス」をボイルして塩蔵加工した商品も販売しておりますが、もう一つ、佃煮加工して作ったのが「縄文のり」。
ご飯のおともに最適です。
自然界から得られた知恵、南茅部の「ダルス」を是非、召し上がってみてください。
当社では商品に関するみなさまの忌憚のないご意見を広く求めております。
こちらのお問い合せ入力フォームにご記入の上、送信していただければ幸いです。
・ご意見、お問い合わせ入力フォーム
野村水産㈱オフィシャルサイトはこちら
当社では飲食店様向けに自社定置網で漁獲した季節の魚類、イカを生鮮で直接販売もいたしております。
お問い合わせ:(フリーダイヤル)0120-32-3457
このブログのランクアップにご協力していただければ幸いです。
このボタンをポチッと押してください。