もう師走。
遅く帰ると町並みは静かなもんです。
少しちょっと愚痴っぽいのを。
今日は「わからってもらう?」ことに意味があるのかというテーマで話になったので僕なりの見解を書いてみようかと。
例えば、
お客さんが
「ちょっとこういう色も見てみたい」
「こんな感じで何パターン化出せますか?」
みたいなことがある。
また、
「少しの作業なのにお金取るんですか?」
とか簡単なことだからついでにやってよみたいなお客さんがいた。
また、
「なぜ君は、俺の意見に賛成しないのだ」
と理由を求められることがあった。
そう理由がポイント。
「ちょっとこういう色も見てみたい」
については、簡単にパソコンで色をぱぱっと変えるだけであれば
作業量も時間もかからないので、全然問題ないのだけど、
パターンとなるとそうもいかない場合もある。
これがベストであると考えてこちらは出しているものよりよりベストなものを簡単にちゃちゃっと作れる気がしない。
でも、お客さんの求めるよりベストが向こうにあるなら全然何度でも作る。
それも楽しいし。
最低でも同じだけの時間は欲しい。
「少しの作業なのにお金取るんですか?」
簡単であってもプロにお願いしてる限り、
そこには人件費や技術費用がかかってくる。
誰もがに簡単なんでついでに無料でやっていたら、
無料で1日が終わってしまう。
そこはお互いプロ同士の意識でいたい。
「なぜ君は、俺の意見に賛成しないのだ」
については、何故と聞かれても困る。
例えば、うちの会社では風俗系の広告媒体は作らない。
「お金を払うんだから言うこと聞けよ」
と言われてもここは曲げれない。
「健康ブームだからうちの商品を君も買ってやりなさい。そうしたら君にウチの商品のサイトを作らせてあげよう」
これらもいらない。
和菓子や雑貨、書籍ならまだ知らず、
数万円〜する巨大な器具は僕にはいらない。
それに条件が合わない。
「なぜ俺の気持ちがわからないのか」
と言われても私は私であってそれ以外ではない。
なので、僕はこれらの「わかってもらう」ことに意識的に鈍感だと思う。
スタッフが
「どんだけこの作業がしんどくて時間がかかっているかをわかってもらいたい」
と言ったことがある。
確かに彼の言っていることは間違っていないと思うけど、
お客さんがその理由を知っても意味がないと思ってしまう。
なぜなら、
どっちにしてもやらない選択肢がないから。
「簡単だからタダでやってよ」についても
本来はお客さんに
「あなたの商売でのお客さんが納品後3ヶ月後に簡単だから言ってきたら無料でサービスするんですか?」
と聞きたい。
けど、僕はそれも意味はないと思ってしまう。
その理由は変わらないから。
でも、スタッフと話し合い、
今回は聞いてしまった。
そこだけはキレイに無視された。
やっぱり。
「俺の情熱をなぜお前はわからないんだ」
と言われたけど、わからない。
1年で300冊本を読んでる人と
1年で300日家でゴロゴロしている人の情熱は一瞬では共通しない。
これはSNSセミナーでもしばしば言うことがあるけど、
女子高生と大工さんと弁護士さんと90歳のおじいちゃんでが
同じテーブルに座って共通した話題で仲良くなれない。
なので、僕は理由を押し付けないようにしている。
スタッフのように自分と相手との情報を共有した上で
打開策を見出すよ言う方向性もあるのかもしれないけど、
それはあくまで対応の意識がある場合だと思う。
上記のように理由を聞いてもらってわかってもらうという作業が
僕にはピンとこない。
これはどっちがどうとかの言う話ではなく。
ピンとこないだけ。
もちろん状況によって必要な場合があったり、
わかってもらえて一線を超えれたり、
聞くことによって安心感を得ることはあると思う。
けど、毎回ではないと思っている。
難しい。