こんにちは 野村珈琲です
鎌倉の山奥 北鎌倉台商店街にひっそりと佇む喫茶店です
自家焙煎したコーヒー豆をネルドリップで淹れております
前回のNejiCoffeeRoasterの続きです
OnTheRiver様より
排気を抑えるキャップが発売されました(結構前に発売していたようですが)
豆の投入口に装着します
手廻し焙煎機にはないダンパーの代わりになります
完全に密閉ではなく先に小さな穴が空いています
装着するとこんな感じで 小さな穴が見えます
暖気の時に付けると温度上昇の効率が上がり 短時間で温度が上がります
NejiCoffeeRoasterは板厚が3.2mmあり暖気にそこそこ時間がかかっていたので
これは助かります
豆を投入後、再度キャップを取り付けることにより釜内の圧力と湿度が高くなっていきます
小さな空気孔から水蒸気が出てきて 4、5分くらい経つとだんだんと煙に変わっていきます
このころがキャップの外し時でテストスプーンですくうと豆はゴールドになりかけていて水分が飛んでいる状態です
焙煎の前半では釜内のコーヒー豆は加水分解を起こしていて
コーヒーのあらゆる成分が水分に溶けているようです
キャップをすることによりこの加水分解が促進されているんだと思います
最初はキャップの装着時間を2分、3分、4分、5分、6分と試してみましたが
2,3分だとキャップをしていない時とあまり変わらないし、6分以上キャップをしていると
長すぎるのか味が抜けてしまいます
実験の結果、時間というより排気している水蒸気が煙に変わるころがベストだと感じました
時間にすると5分前後です
極深煎りのときは通常コクと甘さを出すために2ハゼから2分ほど焙煎します
深煎りは深くすればするほど味が似たり寄ったりになりがちですが
キャップをしたことにより豆の個性が出るようになりました (たぶん加水分解のおかげ)
マンデリンはちゃんとアーシーさが出つつも雑味が減り甘さが残るし
イルガチェフェはフルーティさが増すようになりました
このキャップを試すまでは排気は全開で焙煎するのが当たり前だと思っていましたが
試しにと思いチャレンジした結果、自分の思い描いた味に近づいたことに驚きました
偏見や先入観はつくづくよくないなって思いましたね
1年先にどうなっているかは正直分かりませんが、いろいろとチャレンジしては失敗したり、更新していくしかないんでしょうね
情報だけを鵜吞みにして仮想体験しても結局身にはつかないもんです
近道はありません
地道にマイペースにやってまいります
皆様これからも末永くお付き合いください
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