【厨二】人生とは。 | ノムラセントラルステーションの

【厨二】人生とは。

元旦の夜、実家に顔を出すのを拒否し、shortfilm no.9の古川夫妻の家へ。シゲヤ君、真理子さんをはじめ、ねこだくのかわいっけん、一平、いろいろなバンドでスタッフなどをしているまみこさん、MID-FMの相羽さんと飲んだ。ねこだくイベントのDVDを見ながらだったがめちゃくちゃ面白かった。
ねこだくイベントは、最近の名古屋のイベントでは珍しいライブをしているのかお酒を飲んでいるのか分からないイベントである。ああいうイベントもまた違った趣向があり、続けて行って欲しいイベントだと思った。

その日の帰りに、地元の駅まで送ってもらったのだが、あそこには一人のホームレスがいる。元日の夜はクソ寒かったが、毛布にくるまって地べたで寝ていた。普通ならそれを横目に帰るところだが、この日は妙に気になった。

「この人はどんな気持ちで生活をしているのだろうか」と。

そもそもなぜこのようなところで生活をするのとになったのか、その経緯や歩んできた人生、家族、対人関係、そしてこれからの未来…非常に気になった。失礼だが、俺はああはなりたくない。しかしなってしまったのにはそれなりの理由があるのだろう。

無理やり起こして話を聞くのはあまりにも失礼にあたるので、とりあえず同じ気持ちになってみようと思い、駅のコンビニで弁当を買い、ホームレスの隣に座る。

深夜なので人通りはほとんどないが、たまに歩く人はこちらを見ない。そりゃそうだ。

弁当を食べながら、寒さにやられる。毛布一枚で耐えるにはどう考えてもしんどい。ホームレスさん、あなたはなぜ


といったところで寒さの限界。
他人のことなどどうでもよくなりその場を離脱。一応「またね」と声をかけるも反応なし。急いで家へ。


家に着く。

…温かい!!

なんだこの安心感は!?
育児期間のため、奥さんが実家に帰っていて家には誰もいないにも関わらず、ここには安らぎがあった。

部屋にはテレビがあり、布団があり、スイッチを押せば明かりがあり、蛇口をひねれば温かいお湯が出る。

ホームレスの気持ちはよく分からなかったが、
ホームがあるありがたみは非常によく分かった。
しかし、いつかはあのホームレスに話を聞いてみたいものである。

では。