こんにちは
ひろりんです!


私は見た感じ何も悩みがなくて、穏やか、幸せそうに見えるらしい。

というか、外ではニコニコ、人に合わせることをしていたので。

実はわりとハードでした。

子供の頃は父の気分で叩かれていた。
母からもよく怒られていた。
一人っ子なのに可愛いがられた記憶はない。
父が入退院を繰り返していたので、母は父の看病と仕事で忙しく、私にかまっている時間がない。
よくグレなかったねと友達にも言われたことがあります。

自分が我慢すればいい、自分を表現できない、自分が嫌い、生きていても意味がない、自信がない、他人軸、マイナス思考という人間が、徐々に出来上がったのです。

そんなひろりんのハードボイルドな人生を何回かに分けて、書いてみたいと思います。


幼稚園ではよく泣く子でした。
これではいけないと母が考えたのか、
泣いた日は、家に帰ると大事な手鏡(宝物)が消えているんです。
多分母が幼稚園に確認していたのか?
いまだにそれは謎ですが、
頑張った日は鏡がちゃんとあるのです。
宝物がなくなることが嫌で、すごーく頑張ったんでしょうね、今でも人前では泣かないし、家族の前でも泣かないです。
「泣くことで大事なものがなくなる」って体験をしたことで、そうそう簡単には泣けないですよね。




小学校に上がると父からはよく叩かれていました。
友達のことで父に愚痴をいったら、「何をいってるんだ!」と、追いかけて叩かれました。
鼻血が出ることも…
理不尽なことで怒られることも度々…
ただ私は自分の話を聞いて欲しかっただけなのです。
でも自分の気持ちを言うことで怒られる体験をしたことで、私は自分の気持ちや感情を出してはダメなんだとインプットします。


父は船に乗っていたので、3ヶ月くらい家にいないんです。
帰ってきたときに、父が遊びに連れて行ってくれることになり、とてもワクワクしました!
どこにいくんだろう!
楽しみでした!
でも着いたところが、競馬場…⁈
昔はおじさん達が耳に鉛筆をかけて、新聞持って、みたいな…
子供の目からはとても怖く感じました。

そのときに、楽しみ!ワクワクすること!はあまり良くないことが待っている、とインプットしたのです。




改めて考えると、子供の頃にいろんなインプットをしていくんですね〜
決めることが苦手だと思っていたけど、
案外子供の頃は「これはもうしない」って決めてるんだなぁなんて、ちょっと関心したりして。


父は心臓が悪いので救急車で運ばれることも度々あり、夜になると、お父さんが死んでしまったらどうしようと怖くなるのです
あんなに叩かれてもそう思うなんて、子供は親のことが本当は好きなんですよね。


中学になると、父は叩かなくなりました。
逆に優しくなったような気がします。
高校になると、映画にも一緒に行くようになります。

真夜中目が覚めトイレに起きたら、私の部屋の椅子に座っている父を見かけ、少し前から体調が悪かった父に、
「苦しい?」と聞いたら、「だいぶ楽になったよ」と。
あとは特に会話もしなかったけど、10分くらい一緒にいました。穏やかに時が流れていた気がします。
その2日後、私が21歳の誕生日を迎えた2日後、亡くなりました。

夜に父が死んだらどうしよう、という恐怖からは解放されました。
今でも一緒にいた10分を思い出すとなんだか涙が出ます。
来年父が亡くなった年齢になります。




今日はここまで。
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