のむらりんどうのブログ       ~君知るや ふたつの意識~ -23ページ目

のむらりんどうのブログ       ~君知るや ふたつの意識~

2002年9月22日の早朝。目覚めて布団の上に起きあがった瞬間、私は「光の玉(球)」に包まれたのです。以来、「自我」(肉体と時間に限定されたこの世に存在する私)と、「真我」(肉体を超えて永遠に宇宙に実在する私)の、ふたつの意識を持って生きています。

 

 

 

   そこに ハツとしてゐる自分が居ました

 

 

 その日

 

 いつも通る商店街のなかほどに在る花屋さんの店先

 

 そこに えも言はれぬ美しい「桔梗」の花が並んでゐたのです

 

 小さな植木鉢のなかで息をしてゐたその花は うすい肌色をして

 ゐました

 

 気がつけば

 

 しばらくぢつと立ちどまつて 花を眺める私が居たのです

 

 

 

        「美しい!」

 

 

 

 その鉢をてのひらに載せると 「いとおしさ」が胸に迫つて来ました……

 

 

        紙のような繊細な

 はなびら 

 

 

 

               *

 

 

 花の前には「桔梗」と書かれた文字が 

 

           遠くいにしへの空気が流れ来て……

 

 

   あの万葉集や古今和歌集にもあらはれる「桔梗の花」

 

 

 

               *

 

 

 日本古来の花「桔梗」には ふくいくとしたやさしさが……

 

 さくら や はす もさうで 日本人のやさしさを伝へてくれ

 ます

 

 桔梗には 「うすい肌色」のほかに「青」や「紫色」もあります

 

 

         「あゝ 美しい!」

 

 

 ひよつとして

     私のこころは「古代の大和」に帰つていたのかも……

 

 

 

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                          トルコ桔梗      

               

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                     (記 2022.8.30 令和4)