★スポーツを考える 腐るな大谷クン! 赤星を見習え | のむらりんどうのブログ       ~君知るや ふたつの意識~

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2002年9月22日の早朝。目覚めて布団の上に起きあがった瞬間、私は「光の玉(球)」に包まれたのです。以来、「自我」(肉体と時間に限定されたこの世に存在する私)と、「真我」(肉体を超えて永遠に宇宙に実在する私)の、ふたつの意識を持って生きています。

 

 

 

   大谷クン!「イヤイヤポーズ」はやめよう

 

               大リーガーのプライドを持て

 

 

     日本のプロ野球に続き、

         アメリカでも大リーグのペナントレースが始まった。

 

      注目されるのは、何といってもエンゼルスの大谷翔平選手。

     昨年MVPを獲得した勢いで、本拠地アナハイム球場で始ま

     ったアメリカンリーグの試合には大勢のファンが押し寄せた

         「今年もまた、やってくれる!」とファンの熱い期待が待ち受

     ける。

 

    

   【開幕戦】 アストロズ 3-1 エンゼルス 二刀流

        ・開幕投手 →4回3分の2 1失点、9奪三振、負け投手 

        ・指名打者(1番DH)→4打数無安打(1三振)

 

   【第2戦】 アストロズ 13-6 エンゼルス 

        ・指名打者(1番DH)→5打数1安打

 

   【第3戦】 エンゼルス 2-0 アストロズ

        ・指名打者(1番DH)→4打数無安打(3三振)

 

 

 

  ♦ では、「YAHOO!ニュース」を引用させてもらって、

           第3戦のようすをお伝えします。(4/10配信)

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    大谷翔平、球審判定に2打席連続で“不服”

                    大ブーイングでスタジアム騒然

 

 エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・DH」で開幕3戦目に先発出場。1点リード、ランナーを2人置いて迎えた5回の第3打席、インコースをズバッと突いた96マイル(約154キロ)のストレートに手が出ず、右手を振って判定に対する不満を露わにした。大谷は見逃し三振に倒れた3回の第2打席でも手や首を振るなど同じく判定に不満な様子を示しており、この結果を受け、スタジアムは大ブーイングに包まれた。 

 この試合、アストロズの先発は通算226勝を誇る好投手・右腕であるジャスティン・バーランダー。トミー・ジョン手術を経て2年ぶりの公式戦での復帰登板だ。 

 大谷の第1打席は、バーランダーとの“全球ストレート”の真っ向勝負の末に、96マイル(約154キロ)のストレートに振り遅れて空振り三振。続く3回の第2打席ではインコースに食い込んでくるカット気味のボールに手が出ず、見逃し三振に倒れた。その際、ストライク判定を受け、大谷は右手と首を振って判定に不満な態度を示すと、ファンからは「そことるんかい」「きっつ」「いい球だ」など、さまざまな反応が寄せられた。 

 この打席を受け、元メジャーリーガーの五十嵐亮太さんは「審判からしたら、その前のスライダーをストライクにとっている。『そこはとるぞ』と理解はしているが、2-3からあのボールは手を出しにくい。それぐらいいいボールだった」と述べた。 

 この日の大谷は3打席を終えて空振り三振、見逃し三振、見逃し三振の3三振に倒れている。

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                  +

 

       それではここで、「りんどうの観戦記」です。

 

 さてさて。私も大谷選手の不満のゼスチュアをテレビでとくと観ていましたが、さあ、これをどう考えるか――。去年も終盤になって、審判の“厳しい”判定が話題になっていましたが……。

 

 つまり、これを審判の“誤審”のように考えるのは、プロ野球のあり方として妥当か、どうかということなのです。打者としての大谷選手は誰もが認めるスラッガーであり、事実それなりの成果を上げているわけです。ですから、相手ピッチャーにすれば、「ホームランを打たれるくらいなら、ボールの判定で四球になってもいいから、ぎりぎりのコースを投げよう。うまくいけばストライクで三振をとれる!」と思うのはしごく当然のことです。

 

 そこで、次に問題となるのが審判団の態度です。人間のことですから、多少情実が絡むこともあるかもしれません。しかし、それはストライク&ボールどちらともとれる球が来たときのことであって、ベースのど真ん中に入って来たのをまさか「ボール」とは判定しないでしょうし、逆にベースからかなり離れて投じられた球を「ストライク」とも言わないはずです。

 

 要はベースの端ぎりぎりに通過したものが問題となるわけで、球審にしても「うーん、ストライクともいえるし、ボールでもおかしくない」と困惑するケースは、かなりあるはずです。若い頃、野球をやっていた私の経験からも、確実にいえることです。

 ちなみに一塁の審判をやったことがありますが、ベースに駆け込んできた選手に向かって即座に「アウト」か「セーフ」を言わなければなりません。いつも100点満点の完璧な判定が出来ていたかどうか、今でも試合の風景がアタマに浮かぶことがあります。

 これを確実にするためには大相撲のような「物言い」といった解決策があればいいのでしょうが、そんなことを野球に採り入れたら「試合終了は翌日の朝」という、落語のオチのような状態になってしまいますね。

 

 大谷ファンは、いまや信仰者のような“絶対”の力を持っています。ですから、審判に対するブーイングはこの先も続くでしょうね。となれば審判は、やりがいもあるでしょうが、気の毒な面もあります。そこで私は、オオタニ君に考えて欲しいことがあるのです。

 

 つまり、「ストライク」か「ボール」かのきわどいボールがきたら、見逃すのではなくファウルにするのです。以前、大谷選手と同様、右投げ左打ちで活躍した阪神タイガースの赤星選手が現役のころ、きわどいボールが来るとカットして三塁席か左翼席にファウルボールを飛ばしていました。多いときは10球くらい続けていたように記憶します。

 微妙なボールはすべてファウルにして三振しないようにする。そしてベース上に来たボールだけを打つ、それによってヒットも増えるし四球もふえる、なんといっても三振を防げるのです。賢い人ですね――。

 

 

 オオタニ君! 球審に向かって「イヤイヤポーズ」はいけません。それは審判にも、相手投手に対しても失礼です! 「間違っていることは意思表示すべき」という考えも確かにあります。しかし「それが間違っている」と誰が判定するのですか――。いま、君に必要なのは「誤った判定(?)」を超える技術を身に付けることではないか、と私は思います。

 三振と判定されないよう、きわどいコースはカットする――それでキミの成績は上がります。キミの「イヤイヤポーズ」と「ファンからのブーイング」を受けた球審は、きっとキミに脱帽するはずです。そして、三方(打者、投手、審判)がまるくおさまり、球界はさらに賑わうというものです。

 

 審判をともなう野球は微妙なスポーツです。ですから、裏をかえせば面白いのですが。その点、ゴルフのようなスポーツは白黒がはっきりしてますね。ボールが穴に入るか、入らないかの勝負ですから、審判がいらない。

 

 オオタニ君! カット、カットですよ。「えっ、ビッグな選手はカットなんかしない」ですって?

 

 わかりました。それなら「イヤイヤポーズ」は金輪際やめましょう。大きな選手になるために。パイレーツの筒香選手のようにゆったりと構えていきましょう。私もオオタニ君の大ファンですよ。あなたは不世出の選手だと思っていますから。

 

 

 

 

                                    (記 2022.4.10 令和4