*感激のイタリア旅行④ 「ジュリエットの館」へ ヴェローナで小休止 | のむらりんどうのブログ       ~君知るや ふたつの意識~

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2002年9月22日の早朝。目覚めて布団の上に起きあがった瞬間、私は「光の玉(球)」に包まれたのです。以来、「自我」(肉体と時間に限定されたこの世に存在する私)と、「真我」(肉体を超えて永遠に宇宙に実在する私)の、ふたつの意識を持って生きています。

 

    ヴェローナ

 

 

 

  @ シニョーリ広場とエルベ広場

 

 バスを降りて広場に出ると、世界からの観光客がたむろしていて、それを眺めるのもまた楽しみです。広場にテントを張った店で「ピノキオ」の木造人形とマリオネット(操り人形)を買った。相手をしてくれた店員はイタリア人と中国人。お互いニコニコしながら、品定め。しかし、「えっ、どうしてここまで来て、あなた(中国人)商売をしているの?」と聞きたかったが、イタリア語も中国語も出来ない私。グローバル化の時代ですが、わかりましぇ~ん。でも、なんとなく“陽気な気分”にさせてくれるピノキオです。孫娘への大事な土産物となりました。

 

 

 

 

 

  @ ジュリエットの館

 

 「ロミオとジュリエットの悲恋の物語」は、日本でもよく知られています。14世紀のイタリアでは、教皇派と皇帝派に分かれた歴史がありました。ロミオのモンテッキ家は皇帝派に属し、ジュリエットのキャピレット家は教皇派で、両家は仲が悪かった。そんな中、舞踏会で知りあった二人は恋に落ちたが結婚は叶わず、悲劇の結末を迎えてしまったのです。

 

広場のそば、細い路地の奥まったところにジュリエットの館がありました。その前庭に大勢の観光客が立ち止まって、(ジュリエットがロミオを待ちうけた)バルコニーを見上げていた。私も見上げた。とくに変わったことはなかったのですが…。

 

中庭の奥にはジュリエットのブロンズ像があり、<このジュリエットの胸にさわって写真を撮ると幸せな結婚ができます>との説明に、世界から集まった若い女性たちがニコニコしながら胸をさわっていた。

 「ほほーっ」と眺めていた私ですが、どうして悲劇の女性の胸をさわって、うれしいのか、よくわからなかった。まあ、深くは考えないことにして、広場を後に――

 

 

 

 

 

  @ 円形闘技場(アレーナ)

 

 最後に、「円形闘技場=アレーナ」を見ました。アレーナは砂という意味らしいのですが、遠くから見ると、洋菓子のようにも見えて…。有名なローマの闘技場は「コロッセオ」といいますが、ここヴェローナの闘技場は「アレーナ」と呼ばれています。

 

 ジュリエットの館からこのブラ広場まではそれほど離れておらず、闘技場のそばには、広場に面した場所におしゃれなカフェがずらっと並んでいました。店の外にしつらえられたテーブルを囲んで、大勢の人がコーヒー?を楽しんでおり、「わぁ~、いい雰囲気だ!」。私も仲間に入れてもらって「そこに、しばらく座っていたい」と思ったのですが、ツアー客では叶わず、地元の人たちを横目に列のあとについて行った。