ミラノ→ ベローナ→ ベネチア→
フィレンツェ→ ピサ→ ナポリ→
アマルフィ→ カプリ島→
アルベロベッロ→ マテーラ→
ポンペイ→ ローマ
念願のイタリア・ツアー旅行を終え、ぶじ帰国しました。海外旅行は、ハワイやベトナムなど日本から近いところは既にいくつか出かけていますが、欧州旅行は初めて。年齢を考えると少し不安になるところもあったのですが、今のところ健康にはまったく支障がないのと妻と一緒なので思い切って出発しました。旅を終えた今、歴史に興味のある私としては最高の場所を選んだと思います。
行程は、秋真っ盛りの10月16日~25日(2018年)の10日間。関西空港からルフトハンザ・ドイツ航空でドイツのフランクフルト国際空港へ、ここで乗り換えイタリア・ミラノのリナーテ空港へ。
そして、ミラノ→ ベローナ→ ベネチア→ フィレンツェ→ ピサ→ ナポリ→ アマルフィ→ カプリ島→ アルベロベッロ→ マテーラ→ ポンペイ→ ローマを巡りました。
早朝から夕刻までバスや新幹線に揺られながら観光地を巡るというのは、日本でいえば青森から鹿児島までの主要都市を一挙にまわるのと変わりなく、かなりの強行軍でした。しかし、老いも若きも参加したツアー同行十数人のうち誰ひとりとして脱落者はなし。それは、「2000年間の歴史を目の前で見ている」という感激に際会し、疲れるという感情が霧消していたのかもしれません。
フィレンツェのウッフィッツィ美術館で見た有名な「ヴィーナスの誕生」「ヒワの聖母」「春(プリマヴェーラ)」など宗教画。倒れない「ピサの斜塔」に登る。おとぎの国に来たようなアルベロベッロのとんがり屋根の家トゥルリ。映画の舞台にもなったマテーラの洞窟住居群。なかでも圧巻は、ポンペイ遺跡を訪れていた私たちの頭上に突如、巨大な虹がかかるという驚き。そして、ローマでのコロッセオ。バチカン市国のシスティーナ礼拝堂で見た「最後の審判」。――どれもこれも、感動の連続でした。
この感動を縷々、これから備忘録として綴っていきたいと思っています。
西洋史は、やはりギリシャとともにイタリアをよく知ることにあると考えます。まだ読んでいない塩野七生さん関連の本などを完読したいという思いがふつふつと湧きあがってきました。さあ、勉強のやりなおしをやろう!
(記 2018.10.28 平成30)