*本・文学・ことば(10) 「人生に、文学を。」  新聞広告に感動! | のむらりんどうのブログ       ~君知るや ふたつの意識~

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2002年9月22日の早朝。目覚めて布団の上に起きあがった瞬間、私は「光の玉(球)」に包まれたのです。以来、「自我」(肉体と時間に限定されたこの世に存在する私)と、「真我」(肉体を超えて永遠に宇宙に実在する私)の、ふたつの意識を持って生きています。

  

  

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  宝島社の<企業広告>


   樹木希林さんの「死ぬときぐらい 好きにさせてよ」

                (201615日・朝日新聞朝刊掲載)

 

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 2015年度の「第64回朝日広告賞 広告主参加の部」に宝島社の企業広告が最高賞に選ばれ、2016年7月20日の朝日新聞朝刊に発表されました。

 

 

 私はその広告を見たとき、驚きとびっくりで、すぐさまこのブログに感激のことばを載せました。(2016116日「*随想*(12)樹木希林さんの広告にびっくり、そして拍手」)

 

その内容は、ブログを読んでもらえば分かるのですが、「美的、詩的、視覚的、芸術的、哲学的、宗教的、人生論的…にも最高の“作品”でしょう」と感激の賛辞を呈しています。 

 

                  +

 

 そして、その発表があった同じ日の朝刊5面に、次のような「全面広告」が載りました。地味な構成でしたが、これまた、その内容に感動しました。

 

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    人生に、文学を。

 

文学を知らなければ、目に見えるものしか見えないじゃないか。

文学を知らなければ、どうやって人生を想像するのだ(アニメか?)

 

読むとは想像することである。

世の不条理。人の弱さ。魂の気高さ。生命の尊さ。男の落胆。女の嘘。

行ったこともない街。過ぎ去った栄光。抱いたこともない希望。

想像しなければ、目に見えるものしか知りようがない。

想像しなければ、自ら思い描く人生しか選びようがない。

 

そんなの嫌だね。つまらないじゃないか。

 

繰り返す。人生に、文学を。

(一年に二度、芥川賞と直木賞)

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 このコピーも、いいですねぇ。

 

 人生は想像することで、「その生」を寿ぐことが出来るのです。

 

 と考えながら、

 蜀山人(大田南畝)を真似て、狂歌を一首。ごめん。

 

  ~人生に想像力と文学を それにつけても金の欲しさよ~

 

                    (記 2016.7.22 平成28