●【防災】防災を意識したきっかけは「子どもを守れないんじゃないか」という不安でした
1月17日。
阪神・淡路大震災から28年。
当時も見た、ぐにゃりと壊れた高速道路の様子が改めてテレビで放送されていましたが、地震の破壊力、はんぱない。
28年前、ニュースで見た、あのときの衝撃!
忘れられません。
でも、怖さは感じても、自分ごととしては受け取れなかった、正直なところ。
自分自身、揺れを体感していないので、実感できなかったんですね。
そんなわたしが災害を強く意識するきっかけになったのが、東日本大震災。
東京も激しい揺れに襲われ、もうだめかと思い、ようやく災害が自分と家族とに結びついたのです。
それまでも、非常用持ち出し袋や長期保存の水などは用意していました。
でも、東日本大震災前と後で決定的に違っていたのが、
子どもがいるかいないか
わが家で備えていたものは、完全に大人向け。
当時3歳だった娘が食べられるものは少なかったし、おむつも普段使っている分しか持ってなかった。
さらに、スーパーからパンやカップ麺など、手を掛けずに食べられる食品が姿を消したことで
「子どもが食べられるものがない!子ども用品がない!」
大人は事情が分かるから我慢できても、子どもはそうじゃない。
子どもを守れないんじゃないか。
それが一番、怖かったことでした。
それがきっかけとなり、その後は非常食を見直し、子どもがどういうものなら食べられるかを考え、アルファ米だけでなく、子どもが食べやすいパン(缶入り)を追加してみました。
また、オムツだけでなく、自分用に生理用品も多めにストックしたり、非常持ち出し袋の中に子どもの着替えを足したりと、年齢に合わせた備えを意識するようになったのです。
さらに、懐中電灯を各部屋だけじゃなく、キッチンや洗面所などにも置き、家の中のどこにいてもすぐ手に取れるようにしてみました。
ただ、そんなに頑張って備えをしたけど、実はちょっとピントがずれていたことがだいぶあとになって分かりました(;゚ロ゚)
というのも、災害が発生したとき、ふつうに避難所が開設され、地域の人たちはそこに身を寄せるものだと思っていました。
でも、まさか!なことに
わが家は避難所が開設されない、自宅待機エリアだった。
行く気になっても行く先がなかったのです。
避難所に行く前提で、避難所で食料の配給を受ける前提で準備していた非常食だったので、量が圧倒的に足りない!
わが家の場合は、自宅で、ライフラインが止まった状態で過ごさなくてはならないことも考慮したうえでの備えをしなくてはならなかったんですよね。
なので現在では、非常食の味のバリエーションを増やしつつ、非常食ばかりに頼る食料の持ち方を見直しました。
そもそも非常食って高く、増やしたくても簡単に増やせない(@@;)
なので、非常時でも日常の暮らしをなんとか維持できるようにするためにも、
日々食べている食材を非常時にも活用できるローリングストックの手法を取り入れたり、ポリ袋を使った調理法を学んだりしています。
◆レトルト食品や袋麺、パスタ、缶詰など
普段から食べます。
そして、少なくなってきたら買い足します。
これがローリングストックで、普段使いをしているわが家では賞味期限切れを起こすことはほぼありません。
さらに!
非常時だからこそ、甘いものがあると気持ちを落ち着かせられる!
甘いものは子どもだけじゃなく、大人も嬉しいですよね。
なので、食事以外のものとして、ロングライフのドロップやようかん、缶入りフルーツもストックするようにしました。
あのとき3歳だった娘は現在、高1。
成長に合わせて備える内容を変えたり、量を増やしたりしていざという時、家族が困らないように防災備蓄はかなり意識しているつもりです。
小さいお子さんをお持ちの方は、特に、子どものための備えをしてあげてほしいです。
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東京・港区
親・子の片づけマスターインストラクター
整理収納アドバイザー
野村高子(のむらたかこ)
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