株式投資では、企業の業績や将来性を評価するためにさまざまな指標が使われます。その中でもよく知られているのがPER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)です。PERは「株価が企業の利益(収益)の何倍で買われているか」を示す指標で、PBRは「株価が企業の純資産(資産価値)の何倍で買われているか」を示す指標です²⁴。
一般的には、PERやPBRが低いほど株価は割安であり、高いほど割高であると考えられます。しかし、これらの指標だけでは企業の真価を正しく把握することは難しいです。特にPERは利益に影響されやすいため、一過性の要因で変動する可能性が高く、長期的な視点から見た場合に誤解を招く恐れがあります。例えば、赤字企業や利益が急増した企業ではPERが計算できなかったり異常に低くなったりします。
そこで、PERだけではなくPBRや他の指標も合わせて見ることが重要です。PBRは純資産に基づくため、利益変動に対して安定的です。また、売上高やキャッシュフローなども参考にすることで、企業の成長力や収益力をより正確に評価することができます。
以上から分かるように、株式投資においてPERはPBRと比べて一過性の指標であると言えます。そのため、PERだけを見て割安だとすぐに判断するのではなく、PBRや他の指標も合わせて判断する必要があると思います。