失態 | のむりんのブログ

失態

見知らぬ人には、まず疑ってかかる。

酒を飲み過ぎてホストのお兄ちゃんに着いて行きそうにはなるが、セールスの電話も、道端の勧誘も、完全にシャットアウトである。

先日、昼間にすすきので信号待ちをしているとおっさんに「すいません」と言われたので、私は顔も見ずに無視をした。
「どうせロクな話な訳がない、しかも昼間だ、ますますロクでもないに決まっている」と思っていると、おっさんはまだ「すいません」と、言ってくる。

仕方ないので私は、怪訝な顔でおっさんを見ると、「すいません、豊水すすきの駅は何処ですか?」と日ハムの帽子を被ったおっさんが尋ねてきた。
しかもよく見ると女房子供も一緒である。

「やべえ!やっちまった!」と、慌てて出来るだけ親切に道順を教えたが時すでに遅し、女房子供は親父が不審者扱いされて完全にブルーになっていた。

「ありがとうございました」と、家族は去って行ったが、女房子供は親父から少し離れて歩いていた。泣ける。

私は今までにないくらい猛烈に反省した。
「こちらこそ返ってすいませんでした!!」と、心の底から思った。人生でこんなに反省したのは数えるくらいである。

親父の威厳を台無しにしてしまった罪は重い。
次からは声をかけられたら、チラ見してから対応をしようと硬く誓った。
親父の悲劇は二度と起こしてはいけないのだ。