機内にて 1 | のむりんのブログ

機内にて 1

飛行機での長旅は、機内食が唯一の楽しみである。

今回も、離陸前から公開前のロビンフッドを見て、気分が高まった所でご飯の時間がやって来た。
メニューを凝視し、「やっばこのドイツ風だな!」と、期待に胸を膨らませ配膳を待ちわびた。
しかし思えば私は最後尾座席であり、なかなかまわって来ない様子である。

「通路側の席を希望したばっかりに、最後尾座席になったのだ。座席より飯だ、今度からは何があっても前方希望にしよう」と、どうでもいい誓いを立てたりして待った。

そしてやっと私の番辺りで、何やらCA達の動きが慌ただしくなりざわつき始めた。
「何事か」と思っていると、「ソ~リ~」と言いながら私の所にCAが来て、英語なのでよく分からぬが、私の分の飯が無い様な事を言っている。

「うそでしょ!」と、かなり動揺し、飯がちゃんと当たるのか聞きたかったのだが、その語学力がないので情けなく「オーケーい
・・」と言うのが精一杯であった。

まさか当たらないなんて事はないだろうからと思ってやり過ごしていても、待てど暮らせど飯は来ない。
しかし、「エクスキューズミー、私の飯はまだですか?」とも言えず一時間が経った。

そして一時間十分後にやっと出てきた飯は、メニューのどこにも載っていなかった、白飯と芋の煮っころがしであった。しかも熱々の陶器に、雑にホイルが被っているというスタイルである。

「なにこれ!」と、心の底から叫びたかったが、旅の始めから騒いでも仕方がないと、ぐっと堪えて熱々の陶器からホイルを外した。

「二回目の飯に期待しよ・・」と諦め、むしろ嫌いな芋の煮っころがしを、「なんの罰が当たったのかな」と考えながら食べた。

続く