アンシャンテの近くの
澄川にある「ブーランジェリー アンシャンテ」。店のバケットはいつもそこに頼んでいる。
竹内さんの作るバケットは美味しくて美しい。
店に持って帰ってきて、少しだけ味見のつもりで食べると止まらなくなり、バターを付けて食べたら最後、1本は余裕でいけてしまう。
なのであまり食べないよう心がけている。
バケットを買った後、だいたいいつもアンシャンテ近くのスーパーに寄り、足りない物を買うのだが、そこのスーパーの駐車場の警備員が有り得ないほど親切丁寧である。
ケチくさくエコでもない私は、レジ袋を買うわけでもなく、エコバックを持つわけでもなく、スーパーに行けば必ず段ボールに入れて帰ってくる。
その日はわりと大きめの段ボールに詰め込み車に向かっていると、駐車場の警備員が飛んで来て、「お車までお持ち致します!」と元気はつらつに言うので、「あ、じゃあお願いします・・」と、勢いに負けてお願いした。
「駐車場の案内だけに留まらず、お客様の手助けまでするなんて素晴らしいね」と思い、「ありがとうございました」と、段ボールを持って貰った御礼を言うと、向こうにも「ありがとうございました!」と爽やかに笑顔で言われた。
「ん~警備員にしとくのはおしい」と思い、しばらく彼を見ていると、後輩らしき警備員に向かい「よし!今日も頑張るぞ!」と、平成の時代に考えられない熱い言葉を言い放った。
「うそ・・」と思っていると、後輩も負けじと「はいっ!」と元気良く返事をしており、往年のゆうひが丘の総理大臣を見てるのかと思ってしまった。
今日もアンシャンテの帰りに寄ると、今度は女性の警備員がお客様の荷物を運んでいた。
ちなみに今日はバケットを注文したのをすっかり忘れ、竹内さんからの電話で思い出し慌てて取りに行ったのだが。一つ歳をとり、またもうろくしたみたいである。
アンシャンテ近所のスーパーの駐車場の警備員は素晴らしい。
スワットの様なユニフォームがまた素敵なのである。
