「自己評価は自己完結」 | Nomoto Consulting

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人と話す回数は職業柄、結構多いほうだと思います。
お客様の会社での1on1を依頼されることも最近多くなってきているので、
「初めまして」からいきなりコアな面談に突入するのがとても得意になりました。

1on1は年間500人?くらいの人としていると思います。

ここでとても違和感を覚えたひとつが「自己評価と他人評価が混じってしまっている」人がとても多いです。
例えば自己評価で「私は仕事のスピードは人よりも早いと思うのですがミスがなかなかなくならないのです」と発言した方がいて、具体的な事柄や自分自身の仕事に対して気を付けていること、
また自分自身ができているなと思うことをどんどん掘り下げていると、実はそれは「上司からきっとそのように思われている」という他人評価を無意識なうちに自己評価にしてしまっているということが多々あるのです。

これは子育てに似ています。

子どもに「全くあなたは全然勉強しないじゃない!」と言っていると本当に勉強を自分からするような子にはなりません。
なので私自身も必ず「でも、勉強し始めると集中力は本当にすごい!」と付け加えるようにしています(それが本当かどうかは別として)。


子どもは素直にそれを吸収していきますし、親ならば誰でも子供の良いところを見つけてあげたい、伸ばしてあげたいと思っているので、このような視点や発言に繋がります。





しかし、会社は違います。
上司からしたら、自分自身は本当にできの悪い部下だと認識されているかもしれないですし、もしかしたら嫌われているかもしれません。
嫌な言い方ですが、「伸ばしてあげたい」なんてこれっぽっちも思ってないかもしれません。それが会社です。


だからこそ、大人になって社会にでたら、自己評価と他人評価を明確に区別して客観的に考える必要があるのです。
自分は100点だと思っても、上司からみたら30点だとします。
だからと言ってあなたの100点が否定されるわけではありません。
認識の違いはあれど、正解と不正解というものではないのです。
ここはさらに深堀りして、この差を埋めていく思考のプロセスが必要です。


上司との関係や会社の人間関係で「評価されていない」と感じることでモチベーションが下がったり転職を考えることはないでしょうか。

それは自己評価が確立されていない証拠です。


誰に何を言われても、まずは自分の評価は自己完結させましょう。

問題はそこからなのです。
多くの人は、スタート地点にすら立っていないということを認識するべきなのだと思います。