こんばんは。
今朝、当院の隣の駅で傷害事件が起こったようです。知人同士の揉め事が事件の原因のようですが…近くでそんな事が起こるとは驚きです。
つい数日前も、ウォーキングで現場の前を通ったばかりなので尚更です。
さて、今日のお話は患者さんの症例からです。
40代 男性
元々、慢性的な肩凝りがあり、ここ最近首~背中にかけてのコリや張りが強くなるのと同時に食欲が落ちてきている
との事でした。
とは言え、病院で診察を受けても胃腸に大きな問題はなく、ごく軽めの胃腸薬を処方される程度だったとの事です。
仕事が忙しい時期と重なっていた事も含めて、疲れが出ているのかなと思って、治療に来院されました。
1度治療をした後は、身体自体は楽になり食欲も徐々に戻りつつあったようでしたが、その時に疲れを取るのにスタミナをつけようと、焼き肉を食べに行った日の夜に強烈な胃の痛みが出ました。
胃の痛みは翌日には治まり、それから数日して、今度はお昼にラーメンを食べたらまた同じように、胃痛に見舞われたそうです。
再度、来院された際に上記のお話を聞き、患者さんからも
『なんで急に胃が痛くなるんだろう??翌日には治まるし、大きな病気じゃないと思うんだけど、先生はどう思います??』
と質問がありました。
更に詳しく話を聞く内に、原因は食べ物にあるように思いました。
その食べ物とは…
ニンニク
です。
焼き肉・ラーメンを食べた際に、生のニンニクのすりおろしを入れて食べた事、更に焼き肉店ではニンニクの丸揚げも食べたとの事でした。
ニンニクと言えば、疲労回復や滋養強壮などの効果があり、スタミナが付くというイメージをお持ちの方も多いかと思います。
が、生の状態だと結構身体には刺激が強く、特に胃腸が弱っている時に食べると、お腹の調子が悪くなったりもするんです。
…実は私も同じ経験があった事で、この患者さんも同様のパターンかなと思い、お話をさせていただきました。
何となく原因が解明された事で、患者さん自身も納得されたようで
『ちゃんと調子が良くなるように治療を続けて、その間はニンニクは控える』
と決心?されました。
それから数回の治療を経て、今週来院された際に
『だいぶ調子良くなってきたから、日曜日にラーメン食べた時にニンニク入れたけど美味しく食べられて、胃も大丈夫だったよ!』
と嬉しそうにご報告いただきました。
病気ではなくても、身体の調子が悪い=疲労やストレスが蓄積している状態だと、日頃はなんでもない事が思わぬ引き金となり、身体に症状が出る事もあります。
食べ物に関する事は結構多く、それも食べ物が悪いのではなく、それを受け入れる身体に問題があるという事です。
これから年末に向けて、忘年会シーズンでたくさん食べたり、お酒を飲む機会も増えてきます。
美味しい食事を摂る為にも、身体を整える事は実はとっても重要です。