お正月休みも終わり、3日から仕事。




大学生の長男も昨晩に他県へ帰ってしまい、日常に戻りつつある我が家。





お正月はとても天気が良くて清々しくて「あーーなんか今年は最高の年になりそう」ってとっても前向きな気持ちになってたんだけど





仕事が始まってから少し頑張り過ぎちゃったのか……今日は気持ちが少し低下気味。





その要因のひとつが……母。





70代の母が最近さらに忘れる事が多い。





今日はこんな事があった。





仕事が終わってその夕方、

「あれ?○○くん(←昨晩一人暮らし先の他県へと帰って行ったうちの長男のこと)、今日会いに来てくれたっけ?今日帰るからその前に私たちに会いに来てくれるっていってなかったっけ?」と父に聞いている。






父は静かに

「もう昨日の晩に帰ったよ。」って答えていた。



 



そう、母の記憶がおかしなことになってる。父はいつもの事だから冷静に対応していた。






昨日、うちの長男は「おばあちゃん、今晩帰るな。色々ありがとう。」と言って母に会いに来ていた。






そして今朝、わたしが母に「今日無事に長男は(一人暮らし先の)家に着いたみたいだから安心してね。」と伝えた。母も「良かったー。」と嬉しそうに答えた。






それらのやりとりを全て忘れて、今日の夕方に「○○くんは今日会いに来た?帰る前に会いに来るって言ってたよね?○○くん、今夜帰るのよね?」と聞いてきたのだ。






ただの物忘れで済ましたいのだけど、さすがに「もおーう、お母さん。忘れっぽいなぁ。」と笑い飛ばせる気持ちにはなれなかった。






確実に、忘れる事が酷くなって来ている。





母が何度も確認したり、聞いてきたり、繰り返し語ることって母が本当に気に留めていたり心にずーっと引っかかっていることばかり。






ああ…その事がそんなに気になるのね…と思う。同時に切なくもなる。







わたしは、大学進学で実家を離れてそれから自分の家庭を持って……母とはずっと離れて暮らしていた。







9年前に再び地元に戻って来て仕事場でもほぼ毎日母と顔を合わせる暮らしとなり。







両親(特に母)の老いを目の当たりにしなければいけない。







とても辛い。






だけど一方で、両親と時間を共有できる事がとても幸せだと感じることも出来る。






今はまだわたしには難しい。

老いていく両親へのわたしの感情をどう扱っていけば良いのか。






変わらなければいいのに。

ずっと元気で生き生きしている父と母であればいいのにって思うわたしは


ただの子供に過ぎない。