TAB譜にさよなら! ギター初級者のための音楽理論と豆知識 〜指板に並ぶ音が見える〜 -3ページ目

TAB譜にさよなら! ギター初級者のための音楽理論と豆知識 〜指板に並ぶ音が見える〜

ギタリストはもっとTAB譜やコードブックから自由になれるはず。
ギターが弾けるようになってきた初級ギタリストにこそ知ってもらいたい
ギター用音楽理論と豆知識日記。あなたは指板の上に並ぶ音が見えるようになれます。

みなさん、ご無沙汰しております。

無理なく是伸びせずをモットーに気ままなペースでブログを書いているギターおぢさんの、のんぎぃーです。

……って、

のんびりすぎてゴメンなさいっ!!
(T^T)


もう2014年も終わるというのに、今年の更新なんて今回を入れなかったら3回ですよ!

これはもうブロガーなんて言えませんね。
まったく困ったものです。

さて、みなさんの2014年はどのような年でしたか?
(しれっと話題を変えてみたりする)

2014年も色々なことがありましたね。

日本の夜明けになるかもしれない重要な年の2015年ですが、実は数年前から僕もその年を意識しながら暮らしていました。

実は…

厄年が終わるんです!!


やった~!!


…あ、どうでもいい話ですみません。(^^;

10代、20代、30代のみなさんにはまだ実感がない事柄と思いますが、人生にはそういう時期があるんですよ。
厄年の期間って体調や人生の変わり目だとか言われますよね。
運気も乱れやすくて、この時期に大成功をするとその後の人生を持ち崩すことが多いとか。

そんな訳でして、厄年の期間に入る前に「厄年期間は個人の活動は控えて表に出ることは避けて、学習や人生経験を積むなどの裏側の充実に専念しよう」と計画していたんです。

運気の流れが冬の時に真夏のように振舞っても大きな抵抗や障害にあったり、風邪をひいたりするだけなんじゃないかなぁと思っていたんで、なるべく流れに身をまかせるように過ごすようにしていたんですね。

そのおかげかは分かりませんが、大病することも事故に遭うこともなく、大きな困難に直面することもなく、つつがなく毎日を送ることができました。

ブログを振り返ってみると過去のトピックで触れていたことの中で達成できたこと、できなかったこと、継続中のこと、状況が変わったことなど多々ありました。

ちょっと厄年が明けるこのタイミングで、今後の展望も含めて書いてみたいと思います。

「シンガーの友人とのデュオ計画」
友人が仕事の出張などで多忙なため立ち消えに。

才能ある友人と真剣に音楽制作に打ち込めると気合が入っていましたが、こればかりは仕方ありません。
 

「Vocaloidサークル」
発起人とその助手が結婚&出産さらに日本に永久帰国で、メンバー一同ふたりの幸せを願いつつ解散。

これからどんな作品が生まれていくのか楽しみにしていましたが、今は元サークルメンバーみんなで2人とそのお子さんの幸せなニュースを楽しみにしたいと思います。

mac用の初音ミクを購入したのですが、これは今後個人でミク作品を作って公開していこうと思います。


「ベースで参加しているバンド」
ライブイベントやコミュニティの企画のステージなどで演奏を重ねる。
メンバー編成が変わりつつも友人と自分を中心にバンドは継続。
 
2015年にまた新しいメンバーが加わるので今後が楽しみです。
こちらの活動も楽しんでもらえるようにブログ周りを工夫しようと考えています。


「新しく個人のベーシストとしての活動が始まる」
上記のバンドでベーシストとして友人達に認知されるようになり、シンガーさんのバックでベーシストとして声をかけられライブをするように。

2014年はギターよりもベースに専念していました。
最近はスラップベースを習得するために練習の毎日です。

ベーシストとしてのアプローチはギタリストのそれとは違っていて意外(?)と音楽的に深くて理論の知識が欠かせません。
そこから得たものも今後「TAB譜にさよなら!」に反映させていきますんで楽しみにしていてくださいね。


「オトナバンドCentral Avenue」
スタジオ完成後、工事費の返済に各自奔走。
一時活動が休止状態となるものの、原点に戻ってオリジナルメンバーを中心に再開。
2015年は動画の公開までたどり着けるか?



こうして振り返ってみると厄年の期間中は自分の活動はしなかったものの、サポートメンバーとしての活動でいろんな経験を積ませてもらったように思えます。

もともと厄年の3年間は自分の活動はできないものと覚悟していましたし、むしろ厄が明ける時に備えて準備を積むための期間と思っていたので、実際にそのように過ごせたのはとてもありがたいことだと思います。


しかしながら、ブログでみなさんに楽しみにしていてくださいねとお伝えしていたことがいくつか実現できなくなったことを申し訳なく思います。

そのぶんは2015年からの個人の活動のほうで楽しんでもらえるように努力したいです。

最近はベースの練習やプロアマ交えてのリハーサル、ライブ演奏で新たに学ぶことや気づかされることが多いです。

しばらくは実践で演奏技術を磨きつつ、新しいコンセプトでバンドアンサンブルに活きる音の出し方を探していこうと思っています。

理論に関しては今後も面白おかしく、さらには自作の音源も絡めて楽しくタメになるようにとの方針
でいくつもりですが、演奏技術に関して取り扱う方向だったメルマガ「のんぎぃー通信」に関しては模索状態の間違った稚拙な情報を提供することになりかねないので終了とさせていただこうと思います。

ご登録くださった方、ありがとうございました。

あまり情報をお届けできないまま終わってしまって申し訳ありません。

個人的な気づきや思う事に関しては現在計画している個人サイトでのほうで触れていくと思いますので、音源の公開と合わせて楽しんでいただけると嬉しいです。



さてさて、そんな感じの2012年から始まった厄年3年間のまとめと、今後の展望となりました。

2014年もあとわずか、すっきりと新しい年が迎えられるように音程のトピックもすっきりと終わらせましょう!




では、今年最後の音程シリーズ最終章、いかせていただきます!







…え~っと、何からでしたっけ?
 (^^;










そうそう、思い出しましたよ!




今回は臨時記号での音程の変化を取り上げようと思っていたんですよ。

それじゃぁ、行ってみましょうか♪


今までの音程の説明の中で、
1、4、5、8度は完全系
2、3、6、7度は長短系
と説明させていただきました。

原則、これに間違いはありません。

間違いはないんですけど、それだけでもありません。
何事にも例外ってありますからね。

しかも、音楽をやっていると例外だらけで説明する時に困ったことになるんですよねぇ。

世の中って頭で考えたようにはいかないんだなってリアルに感じる瞬間です。(^^;



さて、原則は原則として大切にしていただきたいと思いますが、それだけでは世の中に起こる様々な現象や状況に対応することはできません。

かといって原則を無視して好き勝手やっていたのでは一貫性も発展も安定性も欠いたものとなってしまい、その場しのぎ的なものとなってしまいます。

ですので、「原則をおさえつつ例外にも対応できるような柔軟な姿勢をもっておく」というのが人生を渡るうえでも音楽を演奏するうえでも、物事を理解するうえでも大切なことになってくると思います。


(原則)
*音程は完全、長、短が基本。
*完全音程は1、4、5、8度。
*長短音程は2、3、6、7度。


(例外)
*完全4度より半音多い4度音程は増4度とする。
*完全5度に半音足りない音程は減5度とする。



しかし、ここで終わったら詰め込み教育マインドで終わりです。
人間、知識の吸収も大切ですけど、自分の頭で考えることや、ふと浮かんだ素朴な疑問って大切ですよね。

A「じゃぁ、短3度より半音下がったらどう呼ぶの?」
B「え?そんなの長2度じゃん?」

A「うん、2度ならそうなんだけど、短3度の音程にフラットが付いてさらに下がったらどうなるのかなぁって思ってさ。」
B「あれ? 確かにそうだね?」


そうなんです。
音楽には臨時記号というものがありまして、シャープやフラットで一時的に元の音符の音高を上げたり下げたりするんですよね。


ちなみに、五線の頭にシャープやフラットがいくつか付いている楽譜を見たことがあると思いますが、あれらは調合といって、その曲のキーを表しています。(キーについては後日取り上げさせていただきます)調合はその曲の間中、該当する音をオクターブ関係なく上げ下げします。

この図でしたら、どのFも半音上げたF#、同様に全てのCもC#となります。

調合



ですが、曲の中につく変化記号はその小節内のその記号以降該当する音だけが対象となります。
ですので、小節が変わるとその音はリセットされて元の音高になります。

臨時記号の例



変化記号には以下のものがあります。
#「シャープ」 半音上げる
b「フラット」 半音下げる
##またはX「ダブルシャープ」 全音(半音x2)上げる
bb「ダブルフラット」 全音(半音x2)下げる
#によく似た記号で「ナチュラル」 変化記号の効果を一時的に無効にする

ナチュラル

これがナチュラルの記号です。
フォントでは代用できなかったんで画像にしておきますね。


実際のところ、##やbbが使われることはそんなにありませんから#やbの半音の変化を把握していればほとんど大丈夫だと思います。

上の図を解説すると、こうなります。

「1小節目」
C# 調合によりC#
C# 調合が異なるオクターブでも有効なためC#
F# 調合によりF#
F  臨時記号のナチュラルによりF

「2小節目」
F# 臨時記号ナチュラルが小節が変わって無効になり調合によりF#
G# 臨時記号シャープによりG#
G  シャープがついたG#とはオクターブ違いなためG
G# 臨時記号シャープがついたG#以降で同じ音高なためG#
(臨時記号の有効範囲内)

「3小節目」
F  調合を臨時記号ナチュラルで無効化しているためF
G  前の小節のG#についた臨時記号シャープが小節が変わり無効になるためG
(臨時記号の有効範囲外)
F  臨時記号ナチュラルの継続によりF
F# 調合によりF#(臨時記号ナチュラルはオクターブ違いで無効)


どうです?
少しは理解のお役に立ちますでしょうか?



さて先ほどのA君とB君の会話ですが、短3度にさらにフラットが付いた時はどうなるのかと言いますと…

完全音程と同じように「」が使われます。

同じように、長3度にシャープが付いて半音上がった時は「」が使われます。

つまり、こういうことなんですね。

減3度 < 短3度 < 長3度 < 増3度


完全音程の場合は

減5度 < 完全5度 < 増5度


それ以上の広がりは別の音として処理することになるので、同じ音名での呼び名の種類はこれ以外にはありません。

そうです、あなたはついにインターバルの呼び名の全てをマスターしたのです!!

どどどどぉ~~~~ん!!!!


もう一度おさらいしますよ。

完全音程なら
減 < 完全 < 増

長短系なら
減 < 短 < 長 < 増



あとは数字の組み合わせだけです。

実際の演奏ではいきなり7オクターブとかとんでもなく離れた音に飛ぶことなんてありませんし、実質上、前回のトピックで扱った13度までと上記の「減」「短」「長」「完全」「増」が分かれば困ることはありません。


それでは、最後に音程コーナーの総まとめといきましょう!


『音程コーナー 絶対に覚えておくべきポイント』

1度 (完全系) P1(完全1度)は同じ音  ユニゾン
2度 (長短系) M2(長2度)で2フレット分、m2(短2度)で1フレット分
3度 (長短系) M3で4フレット分、m3で3フレット分
4度 (完全系) P4で5フレット分
5度 (完全系) P5で7フレット分
6度 (長短系) M6で9レット分、m6で8フレット分
7度 (長短系) M7で11フレット分、m7で10フレット分
8度 (完全系) P8で12フレット分 1オクターブ

『複合音程(オクターブ以上の音程)』
9度 (長短系) 1オクターブ上の2度
11度(完全系) 1オクターブ上の4度
13度(長短系) 1オクターブ上の6度

『変化記号』
#「シャープ」 半音上げる
b「フラット」 半音下げる
##またはX「ダブルシャープ」 全音(半音x2)上げる
bb「ダブルフラット」 全音(半音x2)下げる
#によく似た記号で「ナチュラル」 変化記号の効果を一時的に無効にする

『音程の種類の変化』
減 < 完全 < 増
減 < 短 < 長 < 増

*変化記号はその小節内の該当する音だけが対象


以上です!!

お~つかれさまでぇ~したぁ~!!!


はい、これにて「音程」コーナーはめでたく終了です!
今までお付き合いくださったみなさん、ありがとうございます!

いやぁ~、長かった~。
全部解説するのに2年以上かかりましたよね?
いやぁ~、壮大なプロジェクトだったなぁ~。


…って、1年に2~3回しか更新できてないせいなんですけどね。(^^;

でも、こんな化石状態のブログにわざわざ足を運んでいただいて、本当にありがとうございます。

厄年も明けますし、自分の音楽活動も本腰入れていきますから、みなさんに聴いていただくためにも頑張ってブログを更新しないとですよね。

やっと本編最初のコーナーが終了したとは言え、これからの道のりを考えると本当に気が遠くなります。
一応ね、計画としてはスケールやコードの解説に、実際の演奏で役に立つフレーズへの発展の仕方とか、コード進行の解説、さらにはメロディーやハーモニーのつけ方とかの作曲に関わるところまで扱っていけたらなぁなんて思っているものでして…。

このペースでは50代になっても終わっていないような…。

いかんいかん!

ギターおじいさんの「のん爺」になる前になんとかお伝えしないとですね!

2015年から自分の音楽活動とこちらのブログも一緒にして総合的に自分の提供する話題や音楽を楽しんでいただけたらと思っていますので、今後とも気長にお付き合いくださいませ。

それでは、みなさん!

今年も1年間ありがとうございました!
2015年がみなさんにとって幸多い年であることをお祈り申し上げます。

来年も宜しくお願いいたします。
m(_ _)m

2014年末
LAから感謝の気持ちを込めて
のんぎぃー
暑中お見舞い申し上げます♪

夏ですねぇ、みなさん、いかがお過ごしですか?

え?
ええ?

もう10月だったんですか!
そうですかぁ。


ひゅぅ~っ
(枯れ葉が一枚、目の前を飛ばされいく)




さて…


秋ですねぇ、みなさん、いかがお過ごしですか?
(しれっと何事も無かったかのように)
こっちはもうすぐハロウィーンです。

「え?お前誰だ?」ですって?
いやいや、あの~、ギターのね、指板のね、音の並びをね音楽理論と下らないトークを織り交ぜてブログで解説している「のんぎぃー」っていうんですけどね、あの~、思い出してもらえまし…た?


世の流行り廃りは目まぐるしいですもんね。
ブログも日々新しいブログが生まれているでしょうし、更新されないブログは自然淘汰されていくのは無理も無い事ですね。

しかしながら、世の流行り廃りとは関係なく存在し続けるものがあるのも事実。

ギターの形やサウンド、音楽のスタイルに流行はあれど、その根底に流れる音を愛する想いと先人の知恵の決勝である音楽理論(和声学)はより良い音楽を志す探求者へと語り継がれていくものです。

そんな訳で、ギターと音楽理論の旅へ今日も行ってみましょう♪

....って、どんな訳やねん。


さて、前回の(...って言っても既に半年以上前?)トピックで完全度音程のお話をさせていただきました。
ー>「たこの八ちゃん再び! オクターブって言ったら八ちゃんでしょう!

これでドレミファソラシド(CDEFGABC)の一回りが終わりました。

区切りが良いんで、ちょっとおさらいしてみましょう♪

音程 ー 音の高さ、ピッチを意味するのではなく、異なる音同士の距離を意味する。

1度 (完全系)  P1(完全1度)は同じ音  ユニゾン
2度 (長・短系) M2(長2度)で2フレット分、m2(短2度)で1フレット分
3度 (長・短系) M3で4フレット分、m3で3フレット分
4度 (完全系)  P4で5フレット分
5度 (完全系)  P5で7フレット分
6度 (長・短系) M6で9レット分、m6で8フレット分
7度 (長・短系) M7で11フレット分、m7で10フレット分
8度 (完全系)  P8で12フレット分 1オクターブ


でも、音程はこれで終わりではありません。

ちょっと考えてみてください?

Cから見て1オクターブ上のDは何て呼べば良いの?

ね?
まだまだ音程の話は続くんですよ。

と言っても、もうここからは予想がつきますよね。

1オクターブ上のCが完全8度なら、次は9度、でもってDは長短系だったから「長9度」なんじゃないの?

そう思ったアナタ!
ピンポンピンポ~ン♪
大正解です!

超2度って思ったアナタ!
惜しい!
でも、イイ線いってますね~♪
のんぎぃー的には花丸あげちゃいます♪

こういう1オクターブ以上離れた音程は複合音程(あるいは複音程)と呼ばれます。
…でも普段の会話の中では出てこないんでこの言葉は覚えなくても大丈夫です。


では、調子に乗って続きをいってみましょう。

1オクターブ上の2度 (長・短系) M9、m9
1オクターブ上の3度 (長・短系) M10、m10
1オクターブ上の4度 (完全系)  P11
1オクターブ上の5度 (完全系)  P12
1オクターブ上の6度 (長・短系) M13、m13
1オクターブ上の7度 (長・短系) M7で11フレット分、m7で10フレット分


これ以上離れた音程はあんまり使われないと思うので、このぐらいでいいんじゃないでしょうか。
しかも、この中で覚えておく価値があるのは9度11度13度ぐらいです。
他は忘れてしまって大丈夫です。
考え方さえ頭に入っていれば、思い出すだけですぐに事足ります。

じゃぁ、なんで9度、11度、13度は覚えておいたほうがいいのかですって?

それはですね、音楽のジャンルによってはよく使う音だからなんです。
詳しくはコードの解説をするころにお話しすることになると思いますが、ジャズ系の音楽ではテンションという音がでてきます。

その時に使われるテンションが9度、11度、13度なんです。

ややこしいと思われがちなテンションコード、でも使われるテンションは9度、11度、13度。
それぞれがシャープしたりフラットしたり(めまいじゃありませんからね)はありますが、テンションに使われる音が無限にあるわけではありません。

この9度、11度、13度を知っておけば、そんなに困ることはないと思います。

なんでテンションってあんな中途半端な数字が出てくるんだろうって疑問に思っていたあなた、これでスッキリしましたね。


僕も久しぶりに更新できてスッキリしました♪


いやぁ~、本当にね、これでもですね、なんとかしたいなぁって思ってるんですよ。
信ぴょう性、全然ないとは思いますが…。(^^;

おっと!
また脱線し始めるところでした!
あぶない、あぶない!

さて、こちらでは10月のハロウィーンを皮切りにホリデーシーズンに突入します。
11月には感謝祭、12月はクリスマスというふうに毎月大きなイベントがあるんで、ホリデーシーズンに入ると急にあわただしくなり、気が付いたらあっという間に次の年になってしまうんです。

僕なんて2014年が始まったばかりのような気分なのですが…。

音楽や仕事にバタバタとしていたら本当にあっという間にホリデーシーズンになってしまいました。
あと1~2回で音程のお話も終わるので、なんとか年内に更新して来年には新しい章に入りたいものです。

みなさんはいかがお過ごしですか?
そちらはもう寒くなってきてるのではないでしょうか?

風邪などひかないように帰宅時のうがい、手洗いはお忘れのないようにお気をつけ下さいね。

それでは、また次回のトピックでお会いしましょう♪


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みなさん、お久しぶりです。
すっかり過去の人となってしまった、のんぎぃーです。

いやぁ~、時が経つのは本当に早いものですね。

スタジオの製作やバンド活動に奔走していたら、あっという間に2014年になってしまいました。
かと思ったら、もう3月...。

歳をとると時間が経つのが早くなるといいますが、本当ですね。

もたもたしていると本当に何もせずに時間ばかりが指の隙間からこぼれ落ちていっていく危機感を感じます。

でも、焦ったところで良い結果は出せませんし、結局のところ、今自分ができることをできるペースでコツコツと積み重ねていくしかできないですし、それが一番尊い事なんじゃないかなぁなんて思います。


....このブログも、コツコツと積み上げていきたいのですが....。
(T^T)


こんなグダグダなブログですが、足を運んで下さる方、読者登録をして下さる方、ありがとうございますっ!!


久方ぶりとなりますが、前回の7度から先に進みたいと思います。

7度の次と言ったら、もちろん8度でしょう!!

8度と言ったらオクターブ

オクターブと言ったら、タコの八ちゃんでしょう!


みなさん、覚えていますか?
オクターブの解説の時にお話しした、タコの八ちゃんを。
ー>「オクターブは八っちゃんに学べ?


八ちゃんはその後、旅に出て様々な出逢いと別れを経験し、すっかりと成熟したダンディなオクトパスになったそうです。

今日はそんな八ちゃんから物事を柔軟に見る発想を学ばせてもらいたいと思います。

八ちゃんの代名詞となっている(?)8度音程は完全音程です。
ですから、長も短も無く完璧にビシッとしています。

....タコの柔軟性からは想像もできませんが...。

完全8度はP8(=Perfect 8th)と書かれたりします。

これが指板で見る完全8度、1オクターブの音の離れ具合です。

オクターブの位置関係(同弦上)

おぉ~、ついに来ましたね12フレット分!

まさに完全8度のオクターブ!!
物事が1周りしたかのような区切りの良さを感じます。

実際に12フレットから上の音の並びは、開放(0フレット)から12フレットまでの音の並びと一緒ですから、本当に1周分なんですね。

実際の演奏ではこんなに離れていたら同時には鳴らせませんから、こんな感じにコンパクトにまとめて使います。

オクターブの位置関係(3弦~6弦)
こちらは一般的なフォームで、3弦~6弦で使用するバージョン。


オクターブの位置関係(1弦~3弦)
こちらは1弦~4弦で使用するバージョン。
1フレット分広くなっているので気をつけて下さいね。


おぉっ!!
これはジャズギターの巨匠、ウェス・モンゴメリーの必殺技、オクターブ奏法の構えではないですかっ!!!




聴けば一発でそれと分かる独特の響き。

トランペットやサックスなどの力強いホーン(金管楽器)の音に、弱音楽器のギターが対抗するべく生み出された伝家の宝刀オクターブ奏法。

今でこそディストーションサウンドがありますし、アンプのパワーも桁違いですからホーンに負けることなんて想像もつかないかもしれませんが、昔はクリーンな音でペチペチいっていた時代ですからね。

それはそれは画期的な奏法だったわけです。

それを親指でブワンブワン言わせ、極上のメロディーとキレキレのリズムでギターを歌わせていたウェス・モンゴメリー。

今でもジャズギタリストの永遠のヒーローなのであります。

親指のパワフルさもさることながら、恐るべきはあの柔軟なオクターブの使いこなしと柔らかくも強烈なリズム感!

まさに、タコの八ちゃんばりです!

オクターブと言えば、前述のフォームが有名ですが、こういうフォームもあるので臨機応戦に使えるように両方とも慣れ親しんでおくと、いざという時にオイシイ思いができると思いますよ♪

オクターブの位置関係 その2(1弦~5弦)
こちらは1弦~5弦バージョン。


オクターブの位置関係 その2(3弦~6弦)
こちらは3弦~6弦バージョン。


オクターブは5度音程のパワーコード(俗称)ほどではないにしても、ギタリストにとっての武器になるサウンドではないでしょうか?
(パワーコードを忘れた方はこちらもどうぞ♪『5っていったらパワーなんじゃぁ~!!』)

クリーントーンでキメれば、あら不思議!
それだけで、なんとなくJazzの香りが♪

低音域でディストーションサウンドでパワフルにキメれば、ロックやグランジな感じに♪

強くピッキングすると歪み感が感じられる程度に軽く歪ませて(クランチなサウンドって言われるサウンドですね。)中音域でザクザクっ、ザクザクっとリズムを刻むのもポップで印象的なパートになるかも♪

クリーンな音にしてでコンプをかけて高い音でブラッシングを交えてリズムを鳴らせば、Oh,
Funky~!!!

実に工夫次第で色んな使い方が考えられるのではないでしょうか?

1つのフレーズ、技を覚えたら音色やリズム、使う音域を考えながら想像力を働かせると
色んな世界が広がっていきますよ。

フレーズを沢山覚えるのも大切かもしれませんが、1つのフレーズを色んな場面で使えるように工夫するのは音楽的にとても価値のあることだと思います。

誰かのフレーズをコピーするだけに終わらずに、「おぉっ!こんなこともできるんだ!」なんて発見を楽しむのもギターの面白さだと思いますよ。(^^

きっとね、それがあなたのギタリストとしての個性になっていくんじゃないかなって思います。

日本だとギターの巧さに耳がいってしまいがちだと思うんですけど、こっちにいると巧い下手よりも「ノリ(グルーブ)」と「そのプレイヤーの個性(キャラクター)」を聞く人が求めているような気がするんですよね。

なんかね、もうね、理屈じゃないっていうのを感じます。

本当にね、単純明快です。

「Yeah~!!!!」ってなるか、「まぁ、いいんじゃないの~。」ってなるかっていう世界。

せっかく大好きなギターを手にしているんですから、
Yeah~!!! なギター弾きを目指したいものですね♪

それでは、また次回のトピックを楽しみにしていて下さいね~♪

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