前回の答えですが、
①システムコンサルタントの口車に乗ってしまうから
②それでもシステムが何らかの効果を出してくれると信じているから
③システムがないと企業として成り立たないと思っているから
④他の競合他社がシステムを導入しているから
⑤世間一般、社会、業界がシステム導入をしているから
全てが正しくて、全てが不正解・・・という感じではないでしょうか?
捉え方が、システム導入プロジェクトに関わる人の立場によって、全然異なりますのでどれが答えとはなかなか難しいです。
では、そもそも、システム導入費用って、どう試算されるのでしょうか?
HWやNWなどは、物理的にわかりやすいですね。
ソフトウェアについてもライセンス費用というのは、正直わかりづらいですが、
一応、決まった価格があります。
CPUライセンスだったり、ユーザライセンスだったり、いろんなライセンス体系がありますが、どれもベンダ側の決めた価格表があり、確定されます。
ところが、システム導入にはこのようにわかりやすいものとそうでないものがあります。
システム導入には、SIコンサルやプログラマーが必要になります。
彼らの費用、ここがわかりづらさの最大のところです。
大よそ、プロジェクトには、社内リソースだけでなく、外部リソースの登用が必須となります。
導入するシステムに関する専門知識やソフトウェアのことをよく知っている人が、各企業に存在していることはなかなかなく、外部のSIベンダやコンサル会社と契約して、人を出してもらいます。
契約形態にもよりますが、そういった場合、工数に応じて、体制が組まれ、外部の人がPJTに参画してきます。この外部の人の費用が、基本的にシステム導入費用となります。
ここがこの業界の不思議な部分で、同じSIコンサルでも1か月100万の人もいれば、200万、下手したら、400万とかいう人もいます。
プログラマーも40万の人もいれば、150万の人もいます。
これが、価格=スキル&生産効率性 みたいな図式であるなら、何の問題もありません。
ところが、そうはいかないのが、このシステム導入です。
スキルだけでは推し量れない、人柄というか、相性というか、さらには体制上の役割による相違とか、高かろう良かろうでも安かろう悪かろうでもない、違う係数というか、明確に全ての人にわかりやすいものにはならない、プロジェクトの成功要因に一番大きくかかわる「何か」があるのです。
こういったアンバランスというかブラックボックス部分を回避するために、企業がシステム導入を行う際、システム導入を生業としている企業、システムコンサルタントに依頼をなげることになります。
ここが、また複雑にさせるポイントですが、できる人がそれなりにそろっていて、システム導入経験も十分で、今回実施するシステム導入に最適な体制を望む費用規模で実施してくれるところをプロジェクトを実施する企業は選択しようとします。
この選択のやり方を、業界的には、RFPという提案依頼(Request For Proposal)といったもので実施します。これが、また話を複雑にかつシステム導入を複雑かつ高額なものにしてしまうステップとなっていたりします・・・
この提案依頼とはなにか・・・次回はそこにフォーカスします。
