モンスター狩猟日記(その3)
(これまでのあらすじ・・・休日の公園、劇団新人の俊平と共に強敵ティガレックスに闘いを挑むも、まったく息が合わずあえなく敗北、撤退するのであった。)
俊「そ、そうすね・・。」
野「何でだ?」
俊「へ?」
野「何でだ?」
俊「やー、たぶん外で画面の映り込みがアレしたのがちょっと・・」
野「オマエだろっ。何でオマエがあそこで力尽きてんだよっ。」
俊「や、や、大丈夫です。」
野「何がだよっ。」
俊「や、本気出してなかったんで。」
野「は?」
俊「や、本気じゃなかったんですよ、全然」
野「何でだよ、本気出せよ最初からっ!」
俊「てか・・。」
野「あ?」
俊「俺ら30過ぎて公園で何やってんスかね・・・。」
野「・・・・・・・。」
俺達は冷静を取り戻し再び雪山へと向かうことにした。
「もう次からは手加減なしでいきますので」
と髪の分け目を変えた。
コイツ・・・、本気だ。
激闘だった。
野「うわっ!今ギリギリだった!」
俊「野本さん、死角です!死角に周ってくださいっ!」
野「分かってる!コイツもの凄い速いんだよっ!」
俊「僕がおとりになって引き付けますので、一旦退いてくださいっ!」
野「よし分かったっ!」
俊「アレ?あ、そっち行きました。」
野「何?!ぅわーーっ!!」
何度も致命的なダメージを負いながらも回復を繰り返し、
時に俊平に委ね、
任せた。
そして
疲れた・・・。
(その4へつづく)
モンスター狩猟日記(その2)
- (前回までのあらすじ・・・休日だった俺は劇団の新人俊平と2人で強敵ティガレックスに闘いを挑むため村を出発した。)
そこは雪山。
決戦の地だ。
俺達2人は走った。
ヤツ(ティガ)の生息する山頂付近へ。
1人では敵わぬ相手も2人ならば倒せるはず。
一目散だ。
山頂が近づくにつれ高まる緊張感。
恐怖が心の奥で疼いている。
しかし、
今は1人ではない。
心は1つ。
俺の後ろには心強い仲間、俊平が付いてきてくれて・・・・
いない。
一緒に走って来ているはずの俊平がいない!
野「お、オイ!」
俊「え?野本さんそっちから登るんですか?」
俺達はいきなり雪山ではぐれた。
野「何やってんだよ!」
俊「いや、コッチから登った方が早いんですよ。」
野「はぐれたら意味ねーだろ。」
俊「いや、ちゃんと合流すれば大丈夫・・・・ってうわっ、ティガ目の前にいます!!」
野「「オイッ!」
出発前のあの作戦会議は何だったんだ・・・。
俺達は、コンビネーションが全くかみ合わず、あえなく敗北した。
- 俊平・・・。
- (その3につづく)









