まだワイが未亡人時代(笑)

勿論、現職もしていたのだが、調子こきまくり

副業?というよりは、つい勢いもあって、

福山の住吉町で家賃16万円のカウンター11席しかない、セコい店(笑)を借りる。


家賃16万は、高いとは思うが(笑)

有線➕著作権なんちやら➕カラオケ➕ダスキン➕料飲食組合等、全部で26万円越え


そして、酒代➕おつまみ➕かちわり氷➕チャーム➕その他なんやかんや➕生花

そして、人件費(笑)


冷静に考えて、22日営業したとしても、

1日の売り上げが5万円では大赤字である。


今なら絶対手は、出さないが、当時の私は浮かれていた。


店のオープン迄の段取りは、なんやかんやあるが(かつ略)

とりあえず、浮かれていたので、開店まで漕ぎつけた。


開店は、5月8日

松の日で縁起はいいのだが、普通に考えて

皆、GWでお金を使っているので、普通は避けるだろうよ(笑)


開店日にはスタンド花やらビールケースやら

胡蝶蘭の鉢。

そうでなくても狭苦しいのに(笑)


カウンターには、アパレルのバイト(6名ローテーション)

そして、海千山千の元ラウンジ勤務の四十路2名


ワイ33歳(人相の悪い厚化粧)


開店日は、ご祝儀相場なので、ボトルもおり、

売り上げは多分ナン十万もあったと思うが(笑)

海千山千の元ラウンジ四十路1名だとは思う。

売り上げが消えた(大爆笑)


釣り銭として、五千円札20枚と1000円札300枚、カラオケ用の100円玉20本迄、家出した。


翌日、四十路が、出勤してこなかった。

勿論、携帯電話もつながらない。


その時、ワイは、飲み屋って恐いなあ(笑)

金庫は、厨房ではなくて、カウンターの中に置場所を変えた。


二日目、20時過ぎても、まだ誰も来ない。

カウンターには四十路1名とアパレルバイト2名とワイ。


カラオケでも歌うかぁ

時間を潰して誤魔化すしかない。


正直、びびっていた。


アパレルのバイトの子の連れが一人で入ってきた。売り上げは、期待できないが、顧客が来ない=ボウズ。というゲンの悪さは、しのげた。


21時廻ると、製薬会社(まるぴー)と、接待ドクター2名の7名が、来店してくれた。


まるぴーの知人が、入り口のドアの鍵を勝手に閉める。


店内の明かりを落とす。

カラオケで、愛の賛歌が、流れる。


その時、トイレから、

全裸で、製薬会社の人が登場。


玉とティンコに真っ白の靴下を被せる。

鼻の穴にはタバコが2本(火は、ついていない)


カウンターの一番端に座っていた女の子の頭頂部に、玉とティンコを包んだ白い靴下を垂らす。キョンシーみたいな絵である。


皆大笑いであった。


愛の賛歌は、途中で消したのだが、

恐ろしくビルドアップされた如何にも清潔な裸体(笑)ティンコには、陰毛はなかった。

アメリカナイズされとるがな(感動)


お医者様は笑っていた。

カウンター内の四名は、笑い転げるも、

MRの世界を思い知らされる。


インテリなのに、接待って本気なんだなあ。


~~~~


結局、お水の店舗契約は、3年契約だったので、見切りをつけたのだが、

SNSには描きたくもない、なんやかんやあった。


そして、芸能人も9名来店された。

店に連れて来たのが、眉モンモンなので、

勝手に居座られたら迷惑なのだが、

うちの店の前の店が、こゆい客だらけで、

入ってくるな卍といい辛い雰囲気ではあるものの、我が店の顧客の方が大事なので、

恐ろしい想いもしたが(笑)

なんだろうなあ。ワイは元ヤンですから(笑)


ただ、水商売の売り上げというのは、

物凄い時もあれば、他のホステスやら店やら、付き合いで胡蝶蘭贈らねばならないし、

女一人で同伴出勤で、クラブで使う7万円。


やっちもないんだが、これも浮き世の義理ごとなんだろう。


店から売り上げと釣り銭を持ち逃げして居なくなった四十路は、その後も会うことはないのだが、女が事情があって、訳ありで、お水に飛び込む。というのも、褒められたことではないかも知れないが、喰うためには、格好つけていられない。幼子抱えて、託児所に入れて。

みたいなホステスも多くて。


思えば、私も大学2年の夏に親父が、愛人と海で亡くなった。

私学なので、大学辞めて。と考えたが、


当時の岡山の中央町で一番敷居の高い(笑)ギャラの高いクラブへ面接に行った。


忘れもしない。

女子校の女の陰湿ないじめではなくて(笑)

海千山千のねっちりしたイビり。


着る服もなく、履く靴もなく、

毎日美容院でセットする余裕も当然なく

母校に近いコーポ(借家)なので、

店に行くには、自転車


当時のカマキリではあるが(笑)変則もない。

勿論、大昔なので、電動でもない(笑)


ヘネシー飲み、リシャール飲み、キューベ飲み

フルーツは、メロン食べ(笑)


自転車こいで、借家に帰る。

2時間迄は大袈裟だが、それに近い距離。


愛車、ブレリュードは、酒を飲むので乗れない。代行で帰るほど稼ぎもない(笑)


喉が渇く。

でも、自販機で買えない。

財布の中に、チップもらっていても、次の日、客席のお姉さんに渡さなければならない。


着る服がない。自分の靴もない。

客席では、新人というだけで、たらい回し。

そして、酒を飲まされる。


客を呼ぶ(同伴手当て)、その前に食事

出勤は、20時半でいい。


親父の車屋顧客(ニヤリ)


電話をする。速攻、同伴。

結局、大学卒業する迄、外資に就職が決まって

ようやく、水商売からあがった。


きつかった。泣きそうでしかないのだが、

それでも、給料と同伴手当てとかチップで

服も靴もアクセサリーも、車に電話迄(笑)


浮かれていた。


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愛の賛歌で、スッ裸で登場してきた

恐ろしくハンサムの見事な裸体。


自信があるから、堂々と登場し

笑わせて終わる。


なんだろうなあ。

製薬会社の超一流リーマンのプロ根性を見たとき、自分は苦労してきたつもりではあったのだが、甘すぎるよなあ。と反省しまくる。


現在は、実母の最期迄自宅で一緒に居たいので、仕事はしていない(既に3年目)


調子こきまくり時代から

笑えるほど、しんどい時もあるが、


男の仕事のいびしさ。というのは

チンケな女同士のイビりとは違い、

出世とかなんやかんやで、真面目に

厳しすぎる孤独の闘いなんだろうなあ。

大企業は、特に………


愛の賛歌で、芸人梅ちやんが鼻の孔にピーナッツ入れて、飛ばすのは有名であるが、


自分の中では、背の高い綺麗な裸体の超一流外資系リーマンの、玉とティンコに白い靴下


あっぱれ。というか、

嗤われるのではなく、笑わせている。


男の仕事というのは、まじで厳しい。


世の中のおとーさん。

定年迄つつがなく、勤めあげるのは

並大抵ではないよ。


我が亭主は、後3年で定年退職。

もう働かなくていいよ、

手のかかる私の世話しなくては(笑)


昨今は、定年迄つつがなく。という時代でもない。足元下は灼熱地獄。


自営業のバクチみたいなもんだ。


どうなるんだろう?

30年後、私は生きてはないけれど。


愛の賛歌。


自分にとっては、いいものみたな。でもあるし、男の本気を見せつけられた恐ろしさでもある。リーマンは、大変だよ。負けとられん。