さぁ、それではお待たせいたしました!
ここから芸人として100点だったという話をしていこうと思います
M-1を見てて正直こんな風に思ったのは初めてです
というかこれも初めてのことですが、断言します
この方々は売れます!
特に、ボケの国崎さんは間違いなく今後注目されると思います!
間違いなく!絶対に!
…まぁ、とりあえずいったんその話は置いといて、
芸人として100点だったという事に関して、なぜそう思うのかというポイントをあげさせていただきます
それは
『順番を呼ばれた時から、敗退が決まるまでの間、全部バラエティショーを見せていた』
ということです
普通はね、M-1というのはお笑い界で最大のイベント
「こういう話を振られたらこう ボケてやろう」とか前もって考えてても、絶対緊張が勝って思うようなボケ方なんて出来なくなるんですよ
「優勝したら人生が一変する」ことがわかってるからファイナリストも審査員も司会者すらも素のリアクションが出てしまったり、マジな一面がどうしても見え隠れしてしまってバラエティじゃなくてドキュメントになっちゃうんです
でも、この人たちは違いました
この人たちだけなんですよ
ネタ以外のところでイキイキと終始ボケ続けていたのは
まず、「二組目はランジャタイ!」
と呼ばれたあと、急がなきゃいけないのにわざとその場に残って、「えっ、今呼ばれた?」みたいなボケをかます
そのあと急がなきゃいけないのに廊下で優勝者のポスターを眺める(2回)
別の通路に行こうとしちゃう
ここまででネタをやる前にすでに4回ボケを入れてきています
そして、ネタ終わり
司会者の今田さんから振られた第一声も
「モグライダーとネタが被った」と言う
「(壇上の)競り上がりで止まってませんでした?」とボケる
点数が低くても爆笑して「モグライダーと同じ(得点)だ!」という
敗退が決まった場面でも自前のオール阪神巨人師匠の等身大パネルを持ってきてボケる
つまり自分の出番があるところ、始まりから終わりまで何の躊躇もなく終始ボケ続けたのはこの人たちだけでした
特に、負けたときの対応も潔くて素晴らしい終わり方だった
後の芸人さんはみんな、結果にショックを受けてしょうもないコメントになってしまったり、喜びを素直に表現してしまったりということをやっちゃってるんです
過去の回を含めても今までもそうだし、これからもたぶん一番緊張感のある賞レース
なかなかああいう場で思うようにボケるのは難しいと思いますが、それでも芸人であることを忘れずバラエティをやっていたこの方々に私は称賛を送りたいし、こういう芸人の姿を後輩は学んで行かなければいけないと感じました
っていうかね、緊張はしてたかもしれないけど、これだけ要所要所でボケられるっていうのは肝が座ってる証拠ですよ
『ひょうきん予備校』で紳助さんの目の前でタバコを吸った浜田さんくらいのものを感じてます
これが芸人として100点だったと思う理由です
ただこれだけでは脅威になるなんて言葉は使いません
タイトルになぜ『脅威になる』とつけているのか?
あぁ!また長文のお時間となってしまったので、次回書かせていただきます!