昨日と今日は卒論発表会でした。
約1年半にわたる研究期間の成果を報告するものですが,チョット頭を傾げるものから感心するものまで多様です。
また,私が所属するのは生物生産学科ですが,その教育研究内容はミニ農学部と言えるもので,DNAや生化学から作物,畜産,社会科学まで幅広く,学生の報告をきちんと理解できるものは年々少なくなっています。チョット寂しい。

それにしても,パワーポイントを利用したプレゼンテーションは年々技術は向上しています。でも,やり過ぎの発表もあってずっと見ていると目がチカチカします。

さて,昨日後期の講義科目の一つである「農業経営経済学演習Ⅰ」が終わりました。
この演習は,本学科2年生の必須科目で1クラス60数名の学生を2組に分けて演習するものです。テキストは「食料・農業・農村白書」を使っています。
ゼミは数名,多くても10名程度で行うのが望ましいのですが,教員の負担軽減と教育効果を勘案して3名の教員が1クラス(30名)を分担しています。教員1名当たり8コマを担当することになります。

最後の演習では,白書のむすびの部分を素材にして総合討議を行いました。報告者2名はそれぞれおもしろい論点を提示してくれました。ちょっと紹介しましょう。

*WTO農業交渉の部分で「守るところは守り,譲るところは譲る,攻めるところは攻める」とあるが,何を守り,譲り,攻めるのか?

*農業振興のために農学部生の私たちはこれから何をしていくべきか?

とても魅力的な論点を提示してくれましたが,30名という大人数ではなかなか意見も出にくく,毎回発言する学生からしか意見は出ません。
でも,出席カードにはたくさん意見や質問書いてくれるのです。最近の学生はシャイなんですね。

そこで,司会に最後だから全員が発言するように指示したら,おもしろい意見がたくさん出てきました。皆それぞれ真剣に農業問題について考えていることは確かです。

最後に,演習の感想と演習に関連した「川柳」をカードに書くようにお願いしました。その中から私が気に入ったものを載せましょう。

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・日本人 読まなきゃだめよ 農業白書 (A.S)

・数々の 意見飛び交う 三限目 (N.K)

・学ぶこと 聞いているだけでは 身にならない (J.K)

・智恵しぼり 論点出すも 意見なし (H.E)

・演習で マクロな視野が 身についた (K.K)

・まだまだと 思っていたら 明日発表 (N.O)
 
 <短歌を書いてくれた人もいました。>

・農という 枯れ木に花を咲かせしは 演習における 我らが一言 (N.E)
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彼らは,これからさらに2年間農学を学び,卒業または進学する事になります。
2年後には,自分に恥じないような卒論を書きあげて,りっぱな発表をしてくれることを期待します。

明日は節分,明後日は立春ですね。季節は確実に春に向かっています。