
アメリカから帰国してから,忙しい毎日を過ごしています。気分はブルーでした。
そんなとき,日本流通学会の全国大会に出席するため,昨日から滋賀県草津市に来ています。群馬県の草津町と違って温泉はありませんが良いところです。
会場は立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)です。草津駅からバスで20分ぐらいの場所にあります。その広大さにびっくり,びっくり。BKCの敷地面積は61ヘクタールもあって,学生1万6千人が学んでいるそうです。懇親会で挨拶されたエライ人の話では,滋賀県からタダでもらった?土地だそうですが,いまや敷地に空きはなく様々な施設が建ち並んでいます。
教室も新しく,広く,天井も高くて広々としています。我が大学と比べるだけでも気が引けます。トホホ
今日の大会は午前中が共通論題,テーマは「伝統と革新」。午後は京都の老舗企業の社長を集めたシンポジウムでした。午前中の研究会は残念ながら抽象的なお話ばかりで眠くなりました。
午後のシンポジウムは時間が90分と短かったのですが,とても興味深いものでした。3名の社長のうち2名はともに創業200年を超える老舗企業であり,一人は文化財の修復を行う会社で,もう一人は帯を製造する会社です。もう1名の社長は創業50年をを越える和装品の卸売業社であり,最近はインターネットで呉服も売っているそうです。京都では創業50年ぐらいでは一人前の企業と扱われないそうです。
興味深かったのは老舗企業にはそれぞれ家訓があることです。一部ですが再録します。
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一.苦は楽のたね 楽は苦のたねとしるべし
一.掟におぢよ 火におぢよ 分別なきものにおぢよ 恩をわするることなかれ
一.欲と色と酒とをかたきとしるべし
一.小さきことを分別せよ 大きなる事はおどろくべからず
一.分別は堪忍にあるとしるべし
などなど
そして,「禁物」として次のことが列挙されていました。
一.朝寝すべからず
一.女に心ゆるすべからず
一.大酒のむべからず
一.ものくるいすべからず
一.火をおぢよ
などなど
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これを聞いて私は神妙になりました。絶対,老舗の社長は勤まらないと。
アメリカの金融機関の上席役員にも,このような家訓が必要だったのではないでしょうか。
明日,鳥取県の智頭町に向かいます。山里にもこのような家訓や掟があるのではないかと期待しています。