
前回の更新から,また1ヶ月以上が過ぎました。「夏の総決算」をしていたら,立冬も過ぎて暖房器具のお世話になる季節になりました。
いやはや,季節がめぐるのは早いですね。
このブログでは基本的に政治の話しは極力避けていたのですが,どうにもこうにも腹の虫が治まらない事態が発生しました。TPPの交渉参加です。
今回のTPPの交渉参加をめぐる政治家たちの行動には,ほとほとあきれてしまいました。
特に,「慎重派」と称される政治家のリーダーが,国会における総理大臣の表明(11月11日)について,「交渉参加ではなく,協議への参加であり,ホッとした」という詭弁には,もうついて行けません。
TPPをめぐる私の立場はハッキリしています。交渉参加に反対です。農業者の中にもTPPに賛成する人たちも少なからずいますが,国や地域全体を考慮していないように思います。
例えば,鹿児島や沖縄のようにサトウキビ生産を基軸とした農業地帯では安い砂糖が輸入されると,生産農家のみならず,運送業者や製糖加工業者など地域経済のすべてが崩壊します。稲作や酪農地帯でも同様のことが起きるでしょう。農村が益々疲弊することは明らかです。
関税を撤廃して,「強い農業づくり」など不可能なのです。必要な政策は,農家が農山村に住み続けることができる社会政策です。TPP交渉参加で,「国益」は絶対守れません。
野田総理のTPP交渉参加の決断は大きな誤りだったと,後世で明らかになるでしょう。
こりゃ,マッコリを飲んで酔っ払うしかありません。

写真の説明
下:日本流通学会の大会が大阪商業大学でありました。お世話になりました。2次会にはKさんの案内で鶴橋のお店に行きました。
上:そこで出されたマッコリです。したたか飲みましたが,翌日は二日酔いになりませんでした。
相変わらず飲んでるね。(^^ゞ