
秋は急速に深まっています。周りで風邪を引いている人が多くなりました。季節の急激な変化に,体が追いついていないようです。
久しぶりに更新します。この間の大きなイベントは沖縄の女性起業と6次産業の視察でした。これは,11月はじめに沖縄県農業改良普及事業の60周年記念式典で講演を依頼されたことと関連します。10年以上前までは,沖縄総合事務局の調査事業で頻繁に沖縄を訪れていましたが,最近は学会とバイオマス・エネルギーの関連で行ったぐらいでした。
そのため,沖縄県庁のKさんに講演のネタを調査したいと無理をお願いしたのでした。すると,専技のSさんが1泊2日の旅でしたが,緻密な調査スケジュールを立てて下さり,北は今帰仁村からうるま市,南の八重瀬町,糸満市まで7箇所の施設や工場を回ったのでした。Kさん,Sさんありがとうございました。疲れたためか,帰りの機内ではビール飲んで,グーグウ寝ていました。
農協の農産物直売所を除いて,応対してくれたのはすべて女性でした。中部の普及センター長も女性でした。普及員さんも女性でした。沖縄の女性はみな元気が良くて,私も力を分けてもらった感じです。 沖縄の女性起業は古くからあります。参入障壁が比較的少ないのは食堂でしょう。沖縄そばや琉球料理を出す店は小さなものが多いように思います。
でも,今回視察した女性起業はそれらと一線を画しています。たとえば,制度資金を借り入れて,紅芋のペーストを製造する工場を建設した有限会社の女性社長がいました。
また,村がつくった直売・交流施設を借り受けて,農村レストラン,農産加工品,直売所を運営する有限会社の女性社長にも出会いました。この会社は生活改善グループから企業化したそうです。
企業の女性構成員はみな明るく,楽しそうでした。高所得は稼いでいなくても(たぶん...),自給を中心とした生活があり,地域にしっかり根を下ろした活動を行っていました。 そんな沖縄が大好きです。
でも,普及員さん達から,「講演に期待しています!」と言われて,ちょっと荷が重いです。




